内容説明
「釣れるまで、帰らない」。好きだった彼女を見返してやるために、僕は、いきおいで、海外への釣り旅に出ることになった―。魂と体を極限まで揺さぶる“怪魚”を求めて、大学1年から大学院修了までの7年間で計23カ国453日。アマゾン、アフリカ、パプアニューギニア、ユーラシア、アジアへと、天井知らずの行動力で駆け抜けた青春の記録。釣りファンはもちろん、すべての旅人必見の書。
目次
第1章 怪物“神龍”―アマゾン編/08年夏
第2章 冒険の萌芽 高校時代~初海外釣行―日本・アジア編/02年夏~04年夏
第3章 目指す冒険へ―パプアニューギニア編1/05年春
第4章 究極の大陸―アフリカ編1/05年夏
第5章 平成の倭寇―ユーラシア編/06年夏
第6章 再訪“水の国”―パプアニューギニア編2/07年夏
第7章 究極の怪魚―アフリカ編2/09年夏
著者等紹介
小塚拓矢[コズカタクヤ]
1985年、富山県高岡市生まれ。東北大学理学部生物学科卒業、同大学院生命科学研究科修了。株式会社モンスターキス代表(2016年12月現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
40
怪魚を釣る筆者の世界を跨ぐ釣行記。感情をストレートに表現した熱量のある文章は、作者の怪魚にかけた思いに溢れています。怪魚についての明確な定義や、魚についての情報は少なめで若さを感じさせる文章。その情熱だけで世界に飛び出すのは少しだけ憧れる、、?2017/07/25
LEGO
8
いや~すごいなぁ~( ゚Д゚)ポカーンですww紀行文は初めて読むけど興奮しますね‼️クレイジージャーニー的な好奇心とか怖いもの見たさみたいなモノを刺激されます✨時間は金で買えるが時代は金では買えない。。シンプルでわかりやすい言葉です?ノンフィクションだから説得力のある言葉。今回は単純に釣りすきだから手にした本だったけど、紀行文面白そうなのがあったらまた読んでみよ?2018/12/17
スプリント
7
面白かったです。豪快な釣行記です。パプワニューギニア編が特に面白かったです。真似はできませんがあこがれる人生ですね。2017/01/31
ちば
3
タイトルと著者で読む前からわかってたことだけど、これは名著。海外で釣りをするまでの悪戦苦闘ぶり、怪魚を釣り上げた時の興奮がひしひしと伝わってきます。僕も ”闇夜の狩人”クロソイ 40up ”飴色の重戦車”ボイジョ 40up ”King of 根”ネウ 50up 釣って叫びたい!ウオオォ2017/05/01
志村真幸
0
2010年に地球丸から出た単行本『怪物狩り-世界旅的個人釣行ビジュアルガイドBOOK』の改題・文庫化。といっても、大幅に内容が入れかえられており、日本編の章が削られ、新たに2章が加えられている。 世界各地で巨大な淡水魚を釣りまくった記録だ。南米のピラルクー、コンゴのムベンガ、タイのシャドー、パプアニューギニアのサラトガ、モンゴルのタイポンなどなど。2メートルを超える巨魚がオンパレードで、しかも、それを嬉しそうに釣り上げているカラー写真が満載。魚の迫力がこれでもかというくらい伝わってくる。2019/04/01