内容説明
新宿の地下酒場で乱入作戦を企てたあやしい探検隊の5人は、一路アフリカへ!経由地・ボンベイの空港でいきなりの洗礼を受けつつも、アフリカの大地に到着。椎名隊長率いる一行を待ち受けていたのは、サファリを巡り、野獣と遊び、マサイと出会う僥倖の日々…そしてキリマンジャロの頂へ。あやしい探検隊シリーズの名作旅エッセイ、待望のヤマケイ文庫化。
目次
第1章 熱風草原でライオンに笑われる(バカたちは西へ向かった;ボンベイで卑屈化する;カルピス青年はナニワ訛りだった ほか)
第2章 キリマンジャロでたとこ勝負(共産マサイの国へ;コンバット・カメラツアー;なんのなんのとマンダラ小屋へ ほか)
第3章 インド洋でスルメを焼いた(迷惑な便所サンダル男;真昼のスルメ・パーティ;戦いはまだ終わらない ほか)
著者等紹介
椎名誠[シイナマコト]
1944年東京都生まれ。作家。1979年より、小説、エッセイ、ルポなどの作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
82
祝、ヤマケイ文庫での復刊!怪しい探検隊シリーズ第5弾は遂に海外遠征、アフリカ大陸乱入です。シーナ隊長以下、沢野画伯に大蔵センセーなど怪しげなオジサン達五人がアフリカへ。相変わらず飲んで騒いでばかりのバカ旅なんだけど、今回はアフリカのサバンナやアフリカ最高峰キリマンジャロ登頂もあったりしてちょっとだけ「正しい探検隊」だったりします。この頃はまだパワーがありましたね。★★★+2016/09/27
金吾
32
○椎名さんと仲間たちのバイタリティーの強さが感じられます。のんびり旅に見えますが結構ハードだなと思いました。キリマンジャロの部分が好みです。話の中に出てきた『ドクトルまんぼう』も久しぶりに読みたくなりました。2022/08/14
雲をみるひと
28
椎名誠氏と仲間たちの80年代後半のアフリカ珍道中記。ハプニングが強調されているが、旅の目的地はキリマンジャロやマサイマラなど有名ところが多いが、当時のケニアやタンザニアなどの状況がわかる点はよい。作者の珍道中記好きであれば楽しめると思う。2022/03/04
あんこ
17
アフリカの強烈な太陽の下でビール。サバンナでビール。インド洋の真っ白な砂浜でビール。考えただけで、もう、飲みたくなっちゃう。2016/12/20
tetsubun1000mg
14
シーナさん1991年発行の本を引っ張り出してくる。 読む本がなくなってきた。 沢野さんら仲間5人でアフリカ旅行に行くがみんな元気がいい。 体育会運動部の合宿みたい! インドのトランジットでは外出許可が出ずに空港のベンチで寝る羽目になる。 アフリカについてからも、5000m超のキリマンジャロを登頂とすごい体力。 アフリカのとんでもない暑さが伝わってくる。 中でもマサイ族とのやり取りが面白い。 30年位前の本だがアッという間に最後まで読んでしまいました。 元気だったな~。2020/03/11