ヤマケイ文庫<br> 古道巡礼―山人が越えた径

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ヤマケイ文庫
古道巡礼―山人が越えた径

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  • サイズ A6判/ページ数 397p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784635047814
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0175

内容説明

交通機関が発達する以前、産業や開発、交易などの必要性から拓かれた人馬が通るための径は、その役割を終え、ふたたび山野に還りつつある。古の径をたどり、その成り立ちに想いを馳せ、廃滅を予感する、著者の筆が冴えるルポルタージュ十四編を収録。『山の仕事、山の暮らし』で、失われゆく山の民の姿を描いて絶賛された著者が、二〇〇五年に刊行した単行本を文庫化。

目次

八十里越―会津と越後を結んだ歴史の街道
津軽白神 マタギ道―日本海から遡上するマスを求めて通った人々
仙北街道―古代東北の謎を秘めた千年の道
越後下田の砥石道―信仰と産業が交錯した山岳世界
足尾銅山の索道―山上に消えた幻の集落を繋ぐケーブル道
奥利根湖岸道―首都圏の水瓶に残された文明の残骸
会津中街道―白湯山信仰の陰に隠れた不運な峠道
黒部川 日電歩道―電源開発のために拓かれた苦闘の渓谷道
松次郎ゼンマイ道―早出川に沿ってつづいた伝説の仕事道
北海道 増毛山道―陸の孤島を支えた開拓の道
米沢街道 大峠―海と山をむすぶ生命線、塩の道
熊野古道 小辺路―信仰によって結ばれた辺境の風土
鈴鹿 千草越え―一攫千金を夢見た鉱山の光と影
八十里越の裏街道―古道の織りなす原郷の風景

著者等紹介

高桑信一[タカクワシンイチ]
1949年、秋田県生まれ。電電公社からNTT勤務を経て2002年退社。「ろうまん山房」を設立してフリーランスに。主に取材カメラマン、ライター、渓流ガイドとして活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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16
足尾銅山の策道、マタギ道、熊野古道等交通機関が発達する前に、交易や産業開発等のために拓かれた人馬しか通れない各地の径について記した本。黒部ダム開発のための日電歩道についての記述がやっぱりすごかった。垂直の岸壁に彫り込まれた異形の空間は今も落石と雪崩が相次ぎ、壊し、径を埋めていく。2020/07/18

後藤良平

1
八十里越、白神マタギ道、仙北街道、日電歩道、松次郎ゼンマイ道などなど、14の古道を歩く話。トンネル工事応募や、ダム巡りで行った八十里越え、6月に訪問した足尾銅山関連、八木沢ダムの奥利根湖岸道の項にはダム建設時の写真もあり、どれも非常に興味深く読めた。30年前には数本の沢登りを経験したので、奥深い沢の遡行の記録も懐かしく読んだ。どれも案内人無しでは無理と思うが、このような山歩きしてみたい。昔はどれも貴重な街道で鉱山開発も絡んでいたが、使われなくなるとすぐ藪に埋もれる。維持は大変だ。年間No.91購入2022/08/17

みふみふ

1
ほんの数百年前までは、人々がさまざまな目的のために往来した道。車も鉄道もなく、人の足が移動手段だった時代に人々の生活を繋いだ道。なのに今では誰の記憶からも消えてしまい、痕跡さえも辿るのが難しい。そのわずかな痕跡を繋ぎとめようという思いからなされた記録。2015/12/27

toshokan-no-hito

1
私は散歩が好き。そして路地裏も大好き。こんな細い道は何処へ抜けるんだろう?ホントに通れるのかな?地元の人しか通らない道。山の古道はそんなレベルではないのだが、私が山歩き好きだったらきっと同じことしているだろう。2016/01/05

Shoichi Kambe

0
*会津中街道。那須岳、峰ノ茶屋。宇都宮郊外の氏家で奥州街道(今の国道4号線)と分かれ、那須山中を貫いて会津若松に至る128kmの街道を、会津中街道と呼ぶ。板室本村は、会津中街道の開通にともなって拓かれた板室宿の現在の姿です。 *黒部川 日電街道。電源開発のために拓かれた苦闘の渓谷道。標高2924mの鷲羽岳から富山湾に注ぐまでの流程、およそ86km。年間平均降水量4000mmを誇り、6m以上といわれる膨大な積雪は、黒部の渓に廊下と呼ばれる険悪なゴルジュを形成して、長く人々の進入を拒んできた。2023/07/07

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