ヤマケイ文庫<br> 凍る体―低体温症の恐怖

電子版価格
¥704
  • 電子版あり

ヤマケイ文庫
凍る体―低体温症の恐怖

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A6判/ページ数 254p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784635047470
  • NDC分類 493.19
  • Cコード C0175

内容説明

アルプスのモン・ブランをスキー滑降中、氷河のヒドン・クレバスに落下。約16時間ぶりに救出されたときの体温は28度Cの低体温で意識は混濁していた。瀕死の危機から生還し、長く苦しいリハビリから回復、後に循環器内科医となった著者が、体温調節のメカニズムから低体温症の定義、症状、原因と予防までを解説。知られざる低体温症の実体に迫る。

目次

第1部 クレバスへの落下(モン・ブラン滑降計画;ヒドン・クレバス;十六時間後の救出;蘇生;リハビリテーション;記憶力の回復)
第2部 低体温症(体温調節のメカニズム;低体温症の症状;低体温症の原因と予防;山での低体温症の症例;低体温症・山での治療)

著者等紹介

船木上総[フナキカズサ]
1956年、東京生まれ。1983年、北海道大学医学部卒業。4月から北海道大学医学部循環器内科にて研修を続け、1989年10月、苫小牧東病院を開院。現在、医療法人平成医塾苫小牧東病院理事、副院長として地域医療に貢献している。北大山とスキーの会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

25
モンブランでスキー滑降中クレパスに落ち、16時間宙づりになり、奇跡的に救出され著者。本書は、事故よりも、その後の療養・リハビリに記述を割いている。低体温症は生死を左右し、後遺症の可能性大であることを知る。著者が数少ない生還者となったのは、家族、仲間、彼女の励ましがあってこそ。孤独は、死と親和性がある。2023/02/10

Kouro-hou

22
著者は医学生時代(現在は医者)にモンブランに山スキーに行ってクレバスに落下。27m落下するもザックの紐が引っかかり、16時間後に救助されたいう経歴の持ち主。大変な幸運に恵まれて生還するも(頭部負傷の影響で事故当時の記憶は無いそうな)、体温は27度まで下がって低体温症になり、ザック紐で圧迫されて死んだ筋肉細胞が腎臓に詰ってクラッシュ症候群で死にかかる等、遭難から救出された先が長いんだとしみじみ。本の前半は約一年に及ぶリハビリの記録です。後半は人体の体温維持の仕組みの話で恒温動物スゴイ!という気分になれます。2015/12/22

kotte

16
冬山は恐ろしいですね。少しの油断やミスが大きな悲劇をもたらすのは冬山の過酷な気象条件のせいでしょう。著者が生還できたのは奇跡といってもいいぐらいの事案だと思いますが、助けてくれた人々の話を読むと、著者は周囲の人に恵まれており、そのおかげで助かったのだと感じます。登山はしませんが、低体温症の知識が身につき、よかったです。2017/06/08

Satoshi

10
モンブランでクレパスに落下し、16時間宙吊りになったため、重度の低体温症になった医師の治療記録と低体温症のメカニズムとその対策を記した作品。人工透析するまで悪化した著者がマラソンを走れるまで回復したことは奇跡としか言いようがない。ただ、ヤマケイ出版の遭難ものは天候や遭難者の判断などを掘り下げた作品が多いが、本作はそこの深掘りが足らず、物足りなさを感じた。2025/04/18

Tenouji

8
ロングのトレイルレースで低体温症になったことがあるので、非常に興味深く読んだ。夕暮れ時の山中で、体温が奪われる度合いの方が、自らの発する熱よりも大きくなってしまったのか。あの時は単なる疲労だと、全く自覚症状が無かった。2015/06/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5177002
  • ご注意事項

最近チェックした商品