内容説明
1950年6月5日、エルゾーグを隊長とするフランス登山隊は、標高8091メートルのアンナプルナ頂上に人類初の足跡を印した。未知の山域で、幾多の偵察を重ねた上での歓喜の登頂。しかし遅すぎた登頂の代傷として、下山中に嵐につかまり、隊員たちは生死の境をさまようことになる。初登頂を支えた隊員たちの友情と、生還に向けての凄惨な脱出行を描いた不朽の名著。
目次
出発準備
ヒマラヤ
知られざる渓谷
ダウラギリ東氷河
アンナプルナを求めて
作戦会議
ミリスティ・コーラ
北西ピーク
アンナプルナ
鎌
第二キャンプ
突撃
一九五〇年六月三日
氷雪の割れ目
なだれ
撤退
レテの森
稲田のなかの行軍
ゴラクプール
他のアンナプルナがある
著者等紹介
エルゾーグ,モーリス[エルゾーグ,モーリス][Herzog,Maurice]
1919年1月15日、フランスのリオン市生まれ。幼い頃からモン・ブランのふもとのシャモニで夏休みを過ごし、16歳からアルプスを登りはじめ、ドリュ、グラン・シャルモ、プラン針峰群の各北壁、ピッツ・バディレ北東壁などのビッグ・クライムに成功。1950年、ヒマラヤ登山隊の隊長に抜擢され、アンナプルナに登頂する。フランス山岳会会長、シャモニ市長、青少年スポーツ大臣、IOC委員を歴任
近藤等[コンドウヒトシ]
1921年、京都市生まれ。早大仏文科卒。早大名誉教授。1971年、シャモニの名誉市民となり、フランス政府よりレジオン・ドヌール勲章受章。1998年、日本山岳会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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epitaph3
Lycopene_Reader
梅子
booklog92
mawaji