ヤマケイ文庫<br> 残された山靴

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ヤマケイ文庫
残された山靴

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  • サイズ A6判/ページ数 286p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784635047234
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0175

内容説明

ヒマラヤの8000メートル峰登頂など高峰に憧れ、志半ばにして山に逝った登山家8人の最期を描く。加藤保男は冬のエベレストに、植村直己は冬のマッキンリーに、長谷川恒男は未踏のウルタルに、そして小西政継は58歳でマナスルに…。当時の日本を代表する登山家8人の、山に向かう心情や行動に共感し、綴られたレクイエム。著者の佐瀬稔も病に倒れ、最後の著作となった。

目次

第1章 グランド・ジョラス北壁の生と死/森田勝
第2章 エベレストの雪煙に消えた山の貴公子/加藤保男
第3章 時代を超えた冒険家/植村直己
第4章 雪崩に埋没した雪男への夢/鈴木紀夫
第5章 運命のウルタル2峰/長谷川恒男
第6章 風雪に砕かれたビジネス・キャリアの夢/難波康子
第7章 死の山・いのちの山「ウルタル」/山崎彰人とクライマーたち
第8章 限りない優しさの代償/小西政継
終章 「人間の尊厳」と夫・佐瀬稔の最期(佐瀬禮)

著者等紹介

佐瀬稔[サセミノル]
1932年、神奈川県生まれ。1955年、東京外国語大学英米学科を中退。報知新聞社に入社。運動部長、文化部長などを経て、73年に退社。フリーランスとなり、主に事件、人物、スポーツなどの分野のルポルタージュ、ノンフィクションの執筆活動に入る。『金属バット殺人事件』(草思社/日本推理作家協会賞受賞)、『ヒマラヤを駆け抜けた男 山田昇の青春譜』(東京新聞出版局/ミズノ・スポーツライター賞受賞)にど著書多数。1998年5月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Satoshi

14
戦後の登山界を彩る著名な登山家たちのエッセイ。天気予報の精度が低い時代なので、遭難死のリスクは高く、彼らの覚悟は計りしえない。著者は登山家達を尊敬しつつ、寄り添うような文体で表現している。2023/01/22

ichiro-k

13
著者の遺稿ということ?で重複している取材内容が多く未完成。最終章には著者の死までの闘病記が近親者によって「山行記録」のように記されている。書籍自体のレビューどころか、名クライマー達の壮絶な遭難死と著者の全く個人的な病死が併記されていることに強烈な違和感と嫌悪感を持って読了。2011/01/04

ろこぽん

7
危険な挑戦に成功するとまた更に次の危険な山を目指す。死ぬまで止められない、そんな山に取りつかれた登山家たちの幸せって何なんだろうと思った。 大まかな地図やルート図などの挿絵があればもう少しわかりやすかったかな?各章に同じエピソードが何度も挿入されていて、少しこんがらがりました。2020/06/24

ランフランコ

7
初登攀や人類初を狙って山や極地にアタックを続ける気持ちは解らないでもないが、人間を拒んでいる場所を狙いづづければいつかは死ぬだろうと凡人の私は思う。いやむしろ死にに行っているのではないのかとさえ思う。冒険は苦難の先にある喜びや達成感が尋常ではなく恐ろしく中毒性があるのだろう。家族や遺族がその死をかなり冷静に受け止めているようだが家族にも相当の覚悟がいるだろう。山男にゃ惚れるなよとはよく言ったもんだ。2017/11/03

yuji

6
佐瀬さんの登山家ノンフィクションはどれも素晴らしい。登山家の書いた本は山行記録になってしまいがち。佐瀬さんの本は、当時の登山界の背景を丁寧に描き、主人公の心情描写をはさみ、主人公を取り巻く人間関係を熱量を持って登山家の代弁をしているかのようだ。「喪われた岩壁」は何度も読み返すし、何度読んでも引き込まれる。当時の登山界に身を起き、いっしょに登山しているかのように。佐瀬さんが亡くなってもう23年も経つんですね。2021/09/11

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