感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エチゴヤ
4
そもそも、判断そのもの、その他色々なミスがあったとは著者も書いてる。だけど、とにかくキャンプのあった地点までは無事になんとか戻ってきていながら、サポート隊が撤退した後というやり切れなさ。標高は下がっているのに、むしろそれからの章の怒りと絶望と、とりとめのない幻聴や幻覚が書かれているシーンの極限さが胃にぎゅっと来た。もしも自分がその場で読んだらと思うと、サポート隊のノートのポエムさには耐えられなくて読み飛ばしてしまった。帰って来た後に書いた本だから、多少は薄まっているのだろうけど、それでも生々しい。2015/09/06
つちのこ
2
1984年頃、単行本で読了。ミニヤコンカで奇跡的に生還した著者の記録。その代償はあまりにも大きく、凍傷で両手・両足を失ってしまうが、山への情熱がほとばしる様に深い感動を覚える
にやり2世
0
ミニヤコンカ以前の思い出話がちょくちょく出てきてうっとおしい。あと千昌夫もちょくちょく。山に詳しい人が読めば各地点の状態を想像できるんだろうけど。2013/11/20