出版社内容情報
18世紀の啓蒙時代における「探検」を主題に当時のロシアの国家や社会を論じ、現代ロシア人のアイデンティティ形成の源泉を探る。
豊川浩一[トヨカワコウイチ]
目次
第1章 近世ロシアの「発見」への胎動
第2章 地方行政改革と南ウラル
第3章 南ウラル(あるいはパシキール人)統治をめぐる提案
第4章 新防衛システムと地方政策
第5章 新たな地方への眼差し
第6章 キリーロフのオレンブルク遠征
第7章 バシキーリアの再「発見」
第8章 キリーロフ「草案」実現の行方
第9章 近世ロシア民衆の「発見」:シンビルスクの「呪術師」ヤーロフの事件
著者等紹介
豊川浩一[トヨカワコウイチ]
1956年、北海道札幌市生まれ。北海道大学文学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学文学部助手、静岡県立大学国際関係学部助教授、明治大学文学部助教授を経て、教授。博士(文学)。専攻はロシア近世・近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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