世界史学とロシア史研究

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  • サイズ A5判/ページ数 429,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784634672352
  • NDC分類 238.04
  • Cコード C3022

目次

第1部 中世・近世のロシア―課題と方法(ニコンの「宗教改革」―ロシアの帝権と教権の一断面;ノヴゴロド「民会」考;モスクワ国家論の一類型―「一八世紀の秘密外交史」小考 ほか)
第2部 歴史の見方―世界史学への展望(歴史と絵画;歴史のなかの人間像―歴史家は人間をいかにとらえるか;歴史認識の現代的時点について ほか)
第3部 ロシアを読む―書評その他(ヴェーラ・フィグネル著『ロシアの夜』;松田道雄著『ロシアの革命』;和田春樹著『ニコライ・ラッセル』上・下 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

7
日本を代表するロシア史研究者でありながら単著を残さなかった田中陽兒の論文や書評を、本人没後にまとめた一冊。1960〜70年代のテキストが中心。ロシア中世史は今なお日本で手薄なジャンルであるから、ノヴゴロド民会やトフタムィシのモスクワ劫略などについての論考をまとめて読めるのはありがたい。同時代のソヴィエト史学の動向を追っているのも資料的価値が高い。ただ、階級理論を基礎に置いているが故の窮屈さが感じられるのは致し方のないところ。2023/11/14

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