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バイエルン王国の誕生―ドイツにおける近代国家の形成

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  • サイズ B6判/ページ数 240,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784634648500
  • NDC分類 234.06
  • Cコード C1022

内容説明

ナポレオンの時代、神聖ローマ帝国の支配するドイツ南部の領邦国家バイエルンで始まった近代国家建設の試み。他の領邦に先駆けた近代国家形成への道程を内政・外交の両面から多角的に描く。

目次

第1章 内政改革の始まり
第2章 最初の外交的努力
第3章 近代的統治機構の形成
第4章 領土再配分と宗教問題
第5章 国家官僚の変貌
第6章 軍備増強と徴兵制の導入
第7章 ナポレオンへの協力
第8章 近代国家体制の確立
第9章 累積債務と財政改革
第10章 貴族の優遇と圧迫
第11章 ナポレオン体制を越えて

著者等紹介

谷口健治[タニグチケンジ]
1947年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、滋賀大学教育学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Homma Takumi

0
制度史の比重が大きいように思える。密度は高め。2015/08/17

中村禎史

0
フランス革命及びナポレオンの圧力、神聖ローマ帝国の形骸化、啓蒙思想の影響を受けて、バイエルン王マックス・ヨーゼフと政治家モンジュラによるバイエルン王国の近代化・法治国家化を淡々と解説する。 領土の拡大(歴史の異なる土地の併合)が宗教、軍備、貴族特権の改編など近代化・合理化を求める様子がよく理解できた。2014/10/13

にかの

0
ドイツ南部、バイエルン選帝侯領が神聖ローマ帝国崩壊を経て王国となり、その過程でいかに制度を整えていったかを詳細に記した本です。世界史ではあまり知られていないモンジュラという人物が核になっており、外務大臣、内務大臣、財務大臣をも兼務する形で進められる近代化はドイツ史を研究する上で重要なモデルケースになっています。それにしても、いち早く近代化を推し進めたバイエルンが王国として消滅し、近代化では立ち遅れることになったプロイセンがドイツ帝国の中心として実質的に生き残ることになるんですから歴史というのは面白い。2012/04/22

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