内容説明
歴史学の可能性を求めて。戦後日本のヨーロッパ近代社会史研究をふりかえり、21世紀をむかえた今、歴史学の存在理由を問う。
目次
「戦後」の時代(出発点としての比較経済史学派)
「もはや戦後ではない」時代(歴史学の社会的有用性と人間形成のアポリア;歴史学の存在可能性と言語論的転回;ヨーロッパ近代社会史像の変遷)
私たちの時代(歴史学の社会的有用性の今日;歴史学の方法の今日;一つのヨーロッパ近代社会史像)
著者等紹介
小田中直樹[オダナカナオキ]
1963年生まれ。1991年東京大学大学院経済学研究科単位取得退学。現在、東北大学大学院経済学研究科助教授、博士(経済学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。