岐路に立つ歴史家たち―20世紀ロシアの歴史学とその周辺

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  • サイズ B6判/ページ数 223,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784634645509
  • NDC分類 201.2
  • Cコード C1022

内容説明

「ブルジョワ史学」と「マルクス史学」の狭間で苦悩する歴史家たちの軌跡をたどり、20世紀ロシア歴史学の真相に迫る。

目次

第1章 ソ連史学の光と闇(マルクス主義歴史家の養成;ラニオン歴史研究所;プラトーノフ事件;「ポクロフスキーと彼の学派」にたいする批判;戦後のソ連史学―その開花と試練)
第2章 岐路に立つ歴史家たち(V・O・クリュチェフスキー;クリュチェフスキー学派の歴史家たち;苦悩のなかのソ連史家たち;プラハの亡命ロシア人歴史家たち)
第3章 歴史学における1928/29年(1928年夏、歴史家たちのオスロ;社会経済史家たちと唯物史観;日本における社会経済史学派の台頭;ソ連史学と日本)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

6
時代が激しく動く時、それ自体を商売のタネにする歴史家たちも当然のことながら巻き込まれずにはいられない。革命という大事件に直面して、ロシア/ソ連の歴史家はどのように身を処し、どんな葛藤に苦しんだのか。マルクス主義への期待と反感。凶暴な上にご都合主義的な政権の文教政策等々、極めて濃密なドラマが展開される。最終章「歴史学における一九二八/二九年」で同時代の国際的な史学の流れとリンクしているのも良。2023/11/18

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