内容説明
なぜ世界は二度も大戦にいたったのか、なぜファシズムは生まれたのか、冷戦とは何だったのか、南北の格差はなぜ縮まらないのか、中東に和平は可能なのか…歴史は解答のヒントを、必ず提供してくれるはずです。現代史を読むと今の世界が見えてくる!
目次
序章 現代世界の前提
第1章 帝国主義時代の開幕
第2章 植民地での従属と抵抗
第3章 第一次世界大戦の激動
第4章 ロシア革命とヴェルサイユ体制
第5章 民族解放闘争の新展開
第6章 危機の20年
第7章 第二次世界大戦での破壊と苦悩
第8章 戦後世界の展開
第9章 現代世界の多極構造
第10章 冷戦の終結とグローバリゼーション
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
41
世界資本主義の再生 厳しい判断を示したのはレーニン。だが、世界革命の夢は実現せず、世界資本主義は20年代半ばに再び安定(126頁)。「南北問題」と飢えの構造 第三世界が結束して、工業化や資源の支配を達成したことにより中進国と「最貧国」、産油国と非産油国、沿岸国と内陸国といった内部亀裂。飢えは「第三世界」全体の問題。構造的危機。食糧の生産性の低さはモノカルチュア経済に由来(235頁~)。工業国の住民の豊かさは農業国における資源の豊かさと住民の生活の貧しさのうえに立ち、再生産することで成立(236頁)。 2018/05/07
イボンヌ
10
購入して何度も読み直したい本です。2018/05/23
あやね
8
何故世界では今のような力関係が生まれたのか。パレスチナ問題って?シリアはどうして難民問題が溢れているの?ニュースを見ても理解できず、そんな自分に危機を感じ、山川世界史からこの本に移りました。帝国主義の幕開けから始まる本書。世界の「何故」がここに詰め込まれています。グローバリゼーションの進む今、国際交流のためにも、日本を理解するためにも、世界を理解するためにも、絶対に世界史・現代世界史は学ばなければならない。もっと詳しく学ぼうと思った。2015/11/14
keint
7
19世紀から現代にかけての世界史を政治史だけではなく経済史や国際関係にも触れながら解説している。コラムでもガンジーがポルポト的な思想を持っていたことなど初めて知ったこともあった。ただ、用語に解説がないまま出てくる物が多少ある。2020/03/15
yuyan san
5
歴史の勉強はたのしい!!! ただ、忘れすぎてて悲しくなったけど( ノД`)…2015/11/24