内容説明
「ビザンツ人」とは、どのような人々であったのか。彼らが生きた世界は、どのような世界であったのか。千有余年におよぶビザンツ世界の諸相を、その時代に生きた人々が証言する。
目次
第1章 皇帝
第2章 宦官
第3章 修道士
第4章 大土地所有者
第5章 知識人
第6章 庶民
第7章 隣人がみたビザンツ
著者等紹介
和田廣[ワダヒロシ]
1940年生まれ。ケルン大学哲学部史学科(ローマ史、ビザンツ史専攻)卒業。哲学博士。ケルン大学哲学部史学科助手、筑波大学歴史・人類学系教授などを経て、筑波大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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maqiso
2
ビザンツ帝国の皇帝から庶民までの様子を書いている。ローマとキリスト教の影響は大きいが、西欧とはかなり違う文化ができている。宦官が宮廷と修道院のそれぞれで大きな意味を持っていたのが面白い。2019/12/01
じょあん
1
ビザンツの人々が遺した史料、あるいはビザンツの「隣人」たちが遺した史料をとりあげながら、ビザンツ人たちの生きた世界を紹介してくれる貴重な一冊。ところどころ、単純な誤記があるのが残念ですが、ビザンツの人々が自ら記した記録によってその認識や価値観、心性に触れることができる良書であることに変わりありません。本文中で採り上げられた史料についての史料解題がついているのもありがたいです。2019/08/22
ての字
0
生活・風俗、当時の価値観を紹介した内容。大まかな歴史上の流れを知っていたら楽しめる内容。2012/07/25
MK2
0
これは文句なしにおもしろかった。ビザンツについての読みもの的な本って意外と少なかったんだけど、この本はタイトルのわりに史料の使いかたがくだけていて、小説的なおもしろさがある。おすすめ。2010/06/30




