内容説明
ブルゴーニュ、ブルターニュ、ノルマンディをはじめ、ロワール流域から北のフランスは、自然豊かな、たおやかな光景を印象的に投げかけ、都市のフランスと対照をなして「うまし国」に厚みをもたらしている。そして、それぞれの地域の核になっている小都市が独自の歴史や雰囲気を誇りに、大都市からの風に流されることなく命脈を保っている。深い所からのフランスを理解するために、北のフランスを歩いてみよう。
目次
第1部 ガリアからEUへ―激動の歴史を旅する(ロワール流域から北の自然地理;ケルトとローマ、ゲルマンの出会い;ヴァイキング侵入からカペ王朝へ;英仏百年戦争 ほか)
第2部 ロワール流域から北へ―歴史の町を訪ねて(イル・ド・フランス;ピカルディとノール・パ・ド・カレ;シャンパーニュ・アルデンヌ;アルザスとロレーヌ ほか)
著者等紹介
福井憲彦[フクイノリヒコ]
1946年生。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。学習院大学文学部教授
稲葉宏爾[イナバコウジ]
1941年生。東京教育大学卒業。雑誌「アンアン」「クロワッサン」「エル・ジャポン」などのアートディレクターをつとめたのちフリーとなり、各種出版物のデザイン、アートディレクションを手がける。1987年からフランスに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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蛇の婿
11
前半がざっくりとしたフランス史、後半かつメインの部分が、歴史的な史跡や博物館をメインに据えたフランス観光案内となっています。うおお、行ってみたいぜフランス。それで普通の観光客の全く来ないド田舎の教会とかに行って、壁にめり込む銃弾とか眺めてるんるん気分で悦に入り、ご当地のフランス人に変人扱いされることになるのだ。…ママ、あの日本人何?しっ!近づいちゃいけません!wまあ、海外旅行行く暇が出来て片言でもフランス語が分かるようになってからの話ですなぁ…うーむ、それは遠い遠い未来ww2016/12/09