出版社内容情報
元寇以来、500年ぶりに直面した海外からの直接侵攻。
19世紀初頭、日本はロシアによる軍事攻撃を受けた。この紛争は全国に伝えられ、海外からの脅威に市民は危機感を持つこととなった。なぜこのような紛争が起こったのか。当時の北方情勢・対外政策・幕府の対応などから事件の真相に迫る。
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〈目次〉
はじめに
第1章 ロシアの対日関心と蝦夷地接近
第2章 北方への関心とラッコが変えた近世日本の国際環境
第3章 ラクスマンの来航と信牌
第4章 新たな対ロシア政策と蝦夷地政策の展開
第5章 レザノフの長崎来航
第6章 文化露寇事件-鎖国祖法に試練
第7章 事件情報の沸騰と幕府
おわりに
【目次】