描かれた蝦夷地・北海道イメージの500年―地図で読む日本北辺史

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描かれた蝦夷地・北海道イメージの500年―地図で読む日本北辺史

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  • サイズ A5判/ページ数 192p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784634591516
  • NDC分類 211
  • Cコード C0021

出版社内容情報

近代まで明確な国境がなかった北辺地域(北海道本島・サハリン島・千島列島)について、「日本人」はどのようにとらえていたのか。
時代時代につくられた地図をたどっていけば、当時の人びとが描いていた世界観、国土観が明らかになる。



【目次】

内容説明

エゾの世界と日本が出合って以降、時代ごとの世界観が、多様な地図に描かれつづけていた。常に境界が動き続けてきた北辺地域をめぐる、「日本の国土像の変遷」を探る!なぜ、北海道だけ「道」なのか?北辺地域(北海道島、サハリン島、千島列島)を描いた地図を時代順に並べることで、現在の世界のみえ方、日本の国土像がどのように変遷してきたのかがみえてくる!

目次

第1部 エゾの世界と日本の出合い(~安土桃山時代)(北海道島、はじめて地図に描かれる〈古代・中世日本の世界観〉;征服者秀吉の「エゾ」認識〈統一政権の誕生と北辺地域(一六世紀末)〉)
第2部 曖昧な領域に立つ松前藩の時代(江戸前期~中期)(流行作家西鶴の蝦夷地名所案内〈松前藩の成立(一七世紀前半)〉
百科事典が語り伝えたアイヌの国々〈シャクシャインの戦い(一六六九年)〉
冒険商人飛〓屋の盛衰〈和人商人の蝦夷地進出(一八世紀中頃)〉
日露両国の邂逅〈幕府の蝦夷地進出(一八世紀末)〉)
第3部 日露の接近が招いた「蝦夷地」の終焉(江戸後期~明治初期)(「間宮海峡発見」、その先の旅へ〈幕府の蝦夷地支配(一九世紀初頭)〉
副将軍は「北地」をめざす〈海防論と攘夷論(一九世紀前半)〉
幕末のサハリン国境守備隊〈サハリン島をめぐる日露国境問題(一八五六~六八年)〉
「北加伊道」と「北海道」〈北海道の成立(一八六九年)〉)
第4部 進む北海道開拓と「内地化」の進展(明治~昭和戦前)(“日本史上最大”の根室県〈開拓使から三県一局へ(一八八二年)〉
忘れられた島「北州」〈国定教科書の登場(一九〇三年)〉
「薩哈嗹(サガレン)州」への野心〈ロシア革命干渉戦争(一九一八年)〉
「産婆」も地図に描かれた拓殖事情〈釧路台地の開発(二〇世紀中頃)〉)
第5部 新しい日本の国土像創出へ(昭和戦後~現代)(北海道地図から消えた「千島」〈戦後の北海道像(一九四五年)〉
縫い取られた兄妹の足跡〈現代社会と先住民族〉)

著者等紹介

濱口裕介[ハマグチユウスケ]
1980年東京都生まれ。2007年立教大学大学院文学研究科史学専攻博士課程前期課程修了。足立学園中学校/高等学校常勤講師・日本医療大学非常勤講師・札幌大学女子短期大学部助教などを経て、東洋大学人間科学総合研究所客員研究員・「千島国」通史研究会共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

15
近世までのエゾの世界、そして近世以後にロシアとの接触によりフロンティアであったところにバウンダリーが形成され、近代には内国植民地と「北海道」となり、戦後はそこから日本領でなくなった千島列島やサハリンが忘れ去られるまでの過程を、豊富な地図によって辿っていく。北海道の名称が古来の畿道制によるものであり、早くに徳川斉昭によって提案されていた呼称であるというのは意外だった。松浦武四郎の雅号である「北海道人」に由来するという説は本書ではまったく触れられていないが、これはどこから出て来たものなのだろうか?2025/09/10

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