出版社内容情報
学校の先生を読者対象とした山川出版社の雑誌『歴史と地理 日本史の研究』の「賢問愚問」「解説」などから再編集して書籍化の第2弾。『日本史の研究』で取り上げた日本史の疑問と解答・解説から、選りすぐりのものをわかりやすく書き改めて紹介する。
内容説明
歴史は暗記?元号はいつから始まった?騎射戦はどのように行われた?姫路城はなぜ白い?成金はどのように巨富を手に入れた?…これでスッキリ日本史の疑問。雑誌『歴史と地理 日本史の研究』の質問と解説コーナーを再編集して書籍化。
目次
第1部 原始・古代(更新世・完新世とはどのような時代なのか;縄文時代・弥生時代はいつ始まったのか ほか)
第2部 中世(院政の国政審議はいつ、どのように始まったか;日宋貿易はどのように行われたか ほか)
第3部 近世(姫路城はなぜ白いのか;江戸時代の大名はどのように領地を認められたのか ほか)
第4部 近代・現代(五榜の掲示が出された目的は何か;「明治」改元と一世一元制はどのように決められたのか ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
入江・ろばーと
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異国船打払令で「ペリーの軍事力が『異国船打払令』によって想定されたものをはるかに超える規模だった」から「ペリーの来航は打払え」なかったと書いてあったけどこの時点で異国船打払令は廃止されてたよな……2022/08/13
井汲
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1冊目が良かったので続編が出て嬉しい。教科書では理解しきれない、一歩踏み込んだところのコラムがほどよく知的欲求を満たしてくれてちょうど良い▼律令国家の女性官人の役割やオホーツク文化とは、禅僧は中国語ができたか、マニュファクチュアの近代性は何か、あたりはテーマとして好み▼初版にしても校正が雑、ルビの誤植が多いのがもったいない2022/07/11