出版社内容情報
「歴史的思考力」を育てるのに必要な「主体的・対話的で深い学び」を実現する為の授業の実践例を紹介、これからの歴史学習を考える。
永松靖典[ナガマツヤスノリ]
内容説明
「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)を実現するための授業の実践事例を紹介し、歴史学習の在り方を考える。
目次
第1部 歴史的思考力とは(「歴史的思考力」を考える;「歴史的思考力」を育成する指導;「歴史的思考力」をどう評価するか)
第2部 実践事例(春秋戦国時代―諸子百家;「清明上河図」を使った宋代中国を考えさせる授業;大航海時代・ルネサンス・宗教改革を絵画資料から考える;帝国主義時代の国際状況を「黄禍の図」を用いて考察する;ベトナム戦争を考える―1972年ニクソン訪中が実現できたのはなぜか;日本海を通した交流―四隅突出型墳丘墓を中心に;地域教材を活用した実践―熊谷直実からみる中世武家社会;琉球王国はなぜ繁栄し、なぜ衰退したのか;秀吉の「禁制」から戦乱期の社会を考察する;内国勧業博覧会を考える;日露戦争の歴史的影響を考えさせる;学校資料を活用した博学連携による歴史学習の実践)
第3部 これからの歴史学習に向けて
著者等紹介
永松靖典[ナガマツヤスノリ]
埼玉県立総合教育センター所長・埼玉県立川越女子高等学校校長を経て、城西大学経済学部非常勤講師・目白大学社会学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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読書実践家
3
歴史的思考力について深く理解できる本。2021/05/20
ミント(bmy)
1
歴史的思考力の授業実践など、今後の授業方針に考えさせられた。評価という点で課題はありそうだが、効果的な問を考えるいい機械になったかな。2020/04/23
ア
0
歴史教育に関する本をほぼ初めて読んだ。歴史的思考力やアクティブ・ラーニングなど、よく口にされるが内容のはっきりしないものを吟味した上で筆者らなりに定義し、その上で実践をあげているため理解が深まりやすいと思う。これまでちゃんと学んでこなかった歴史教育だが、おもしろさと奥の深さを感じることができた。2017/08/13