内容説明
学び直しのスタンダード!今日のあなたに響くことばがある。人生の羅針盤!143のことば、1000をこえる用語。
目次
第1部 ことば篇(人生哲学を考える時に読む言葉;人間とは何かについて考える時に読む言葉;自分の生き方に迷った時に読む言葉;生きがいがほしい時に読む言葉;自信をもちたい時に読む言葉 ほか)
第2部 用語篇(人間の精神的な成長と課題;思想の源流;日本の思想;西洋近代の思想;現代の思想)
著者等紹介
小寺聡[コテラサトシ]
滋賀県彦根市出身。東京大学文学部倫理学科卒、同大学院修士課程修了。東京都立高等学校で倫理を教えながら、山川出版社の教科書などを執筆・編集(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
39
生きるということは、人生という海原に一人で乗り出すようなものである(1頁)。人間であることは、とりもなおさず責任をもつことだ(サン=テグジュペリ10頁)。安倍よ、無責任な言動を改めていただきたい。人の道は、1日怠ればたちまち廃れる(二宮尊徳28頁)。足るを知ることで満足するならば、つねに満足していられる(老子44頁)。開かれた社会とは、人類全体を包み込むような社会である(ベルクソン83頁)。世界がぜんたい幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない(宮沢賢治84頁)。2016/03/07
読書実践家
10
バランスと構成が見事な一冊。古今東西の偉人たちの珠玉の言葉がちりばめられており、心に響く。本当は倫理観や価値観の教育が充実してこそ、現代の複雑な時代にもヒントが見つかり、国際理解も進むのだと思う。特に指導的地位にある人や、管理職にはここの見識は決定的に重要だと思う。様々な生き方を提示する一冊。2016/03/21
がんもどき
8
古代ギリシアから現代まで、また科学から文学歴史経済までと哲学はあらゆる分野に関わっているのだなと感じさせられた。語の並べ方や索引のないことから頭から順番に読んでいくことを考えて書かれているっぽい本だ。扱う分野が広く、それでも哲学のさわりだからねっていう感じがすることを思うと、哲学ってしんどいなと感じた。2022/12/04
たか
8
倫理用語集を一般向けに手直しした感じ。思ったより読みやすかった。2016/03/16
ブルーツ・リー
3
高校生向けの哲学の教科書を、もう一度読んでみよう。という本で、学生向けに書かれたものであるから、哲学でも、比較的前向きな、道徳的な思想が主に書かれていたように思う。 哲学は、というより、全ての学問は、ただ学ぶだけではいけなくて、究極的には、世界をいかに良くしていくか、という所にたどり着く。 それぞれに世界へとのかかわり方は違うのだろうが、どうしても知識だけがあると、批判だけに終わりがち。その知識を、如何に、自分のためだけではなくて、他者に、社会に、還元していく事こそが、本当に学問をする事なのだと思った。2021/07/23