内容説明
平家納経や久能寺経など今に残る華麗な装飾経の制作背景をさぐる。
目次
第1章 王朝美術と『法華経』(『法華経』の成立と日本への伝播;『法華経』・開結二経の内容と経意絵)
第2章 『栄花物語』の時代(結縁経の揺籃;結縁法華経と埋経・法華講・釈教歌 ほか)
第3章 院政期文化の昂揚の時代(摂関期文化から院政期文化へ;十二世紀第一・四半期の結縁法華経 ほか)
第4章 平家隆盛の時代(時代の概況;平氏と平家 ほか)
第5章 摂関家復権の時代(鎌倉時代への変転;慈光寺経)
著者等紹介
江上綏[エガミヤスシ]
東京文化財研究所名誉研究員。国際基督教大学卒業。東京大学大学院修士課程修了。東京国立文化財研究所主任研究官を経て、2000年まで上智大学教授。その間、プリンストン大学客員教授など
アルト,ヘレーネ[アルト,ヘレーネ][Alt,Helene]
桜美林大学・上智大学など非常勤講師。上智大学国際部卒業。同大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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