内容説明
旧徳山海軍燃料廠の跡地に、出光石油化学をエチレンセンターとした周南コンビナートが1960年代に形成された。コンビナートの形成は周南地域発展の起爆剤であり、その後の地域経済の要諦をなした。本書は、周南コンビナートの地域経済におよぼした諸影響を分析しようとする試みである。
目次
序章 石油化学コンビナート
第1章 周南コンビナートの形成
第2章 コンビナート構成企業の生産合理化と事業展開
第3章 高度経済成長期のコンビナートと雇用
第4章 石油化学コンビナートと地域産業
第5章 周南工業整備特別地域の形成と展開
第6章 産業公害と環境調和型産業への展開