Historia<br> ヴァイキングの経済学―略奪・贈与・交易

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ヴァイキングの経済学―略奪・贈与・交易

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784634491304
  • NDC分類 238.9
  • Cコード C0322

内容説明

北欧の海賊ヴァイキングは略奪者であり、また交易者であったが、故国では農民であった。かれらにとって略奪と交易はなぜおなじ価値をもつのか。不作の年、干し草を買い求めに来た農民が売却を断られ、力ずくで奪った。奪われた人物よりも奪った人物に世論は同情的である。宴と贈与を軸として、ヴァイキング農民の社会生活と誇りがあきらかにされる。

目次

1 ヴァイキングの生涯
2 交易と贈与
3 社会内の買取交渉
4 商取引と社会規範
5 交渉と強制
6 ヴァイキング社会と商業

著者等紹介

熊野聡[クマノサトル]
1940年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程中退。経済学博士。現在、名古屋大学情報文化学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

蛇の婿

15
2本の角の付いた特徴的な兜を身につけ、船に乗り、斧を手にした略奪者のイメージの強いヴァイキングたちが、自分たちの財産や仲間たちの財産についてはどういうモラルを持っていたかがなかなか詳しく書かれた一冊です。我々が持つ個人の財産に対するモラルとはかなり乖離しているようでなかなか面白く、かつまた興味深いです。しかしこれヴァイキングの周囲に住む民族にとってははた迷惑以外の何物でも無いですねw ふと「小さなバイキング ビッケ」を読みたくなりましたw2016/01/01

Saiid al-Halawi

7
「経済学」ってタイトルにあるけど、コアになる経済基盤が完全に農業に置かれていて、商道徳とか人のライフスタイルとかが慣習法とか文化的因習とかに強く規定されるような社会のことなので、もちろん近代以降のいわゆる経済学とは一線どころか遠く隔たったお話。civ4のラグナルみたいな一般的なヴァイキング像はあくまでも1つの側面でしかなくて、戦士であると同時に農業従事者でもあり交易に携わる人間でもあった。2012/01/22

5
市場経済が未発達だったヴァイキングの社会でどのような交易・贈与・略奪が行われていたか、それはどういう文化のもとに行われていたかをサガを中心に解説する本。当時の北欧人は若い頃に外国への略奪行や冒険的な交易を行い、ゆくゆくは土地を持って農民として腰を落ち着けるのが典型例だったそう。他にも気前の良さと名誉をなによりも重視する文化に端を発する贈与の習慣、略奪と表裏一体になった交易の文化などヴァイキング独特の考え方が面白かった。『ヴィンランド・サガ』の読者なら副読本として一読してみると面白いと思う。2011/11/23

hal

4
初めの印象は、かなり異質な社会で、一般常識とも異なる知識も多い。でも日本の中世も案外似た面があるかも知れないと、後から思った。農家が交易に出て、場合によっては略奪行為も働く。バイキング行為がライフサイクルの一部になっている点が興味深い。バイキングへの防衛が王権の伸張を促したという説も頷ける。大部の本ではないが、示唆に富んでいて面白かった。2020/12/23

サアベドラ

4
サガ読みたくなります。2010/07/08

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