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Historia
森と生きる―対立と共存のかたち

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  • サイズ B6判/ページ数 182p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784634490208
  • NDC分類 652
  • Cコード C0322

内容説明

世界には森のない社会はたくさんある。豊かな森の存在を当然としてきた日本人にとっては、なんとも居心地の悪い環境なのだが、人々は存外けろりと生きている。人は森なしで生きられるのだろうか。逆に森にとって、人はやっかいなだけの存在だろうか。アボリジニやハイダの人々とともに森を歩いてきた民族学者が、森と人の未来を考える。

目次

1 アボリジニの森
2 ハイダの森
3 ゲルマンの森
4 現代ドイツの森
5 奈良の森
6 森の未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

蛇の婿

14
民俗学者の方の書かれた本と言うことで、そういう方面の話を期待していましたが、ほとんどそちらの話がなかったのが少し残念です、題名通りちゃんと森の植生と人間が行う森への植生のコントロールの方に比重を置いた本でしたww表紙に余計なこと書かなきゃいいのになぁwww先入観もっちゃったじゃないのさwwややこしいことはほとんど書かれておらず、あまりものを考えずさくさく読めます。最終的に作者の主張する結論も私にとっては好感を持てました。アボリジニが森を焼く理由、手を出さない木がある理由、等、突っ込んで欲しかったなぁw2014/07/20

sibafu

3
著者の小山修三さんは文化人類学者、考古学者で、「植物の専門家ではない」と本人が書いている。でも素人目に読めばしっかりとした樹木学のような本になっている。主にフィールドワークで森や山に入っていった体験を基にして書かれている。専門書の側面もあるけど、オーストラリア、ドイツ、カナダ、奈良の森を実際に歩いた記録でもあるので旅行記のようにも読めて面白い。小山さんも書いているけど、森という環境は厳しいものなのだろう。でも、本書にあるような山歩きに憧れる。2013/01/05

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