内容説明
世界には森のない社会はたくさんある。豊かな森の存在を当然としてきた日本人にとっては、なんとも居心地の悪い環境なのだが、人々は存外けろりと生きている。人は森なしで生きられるのだろうか。逆に森にとって、人はやっかいなだけの存在だろうか。アボリジニやハイダの人々とともに森を歩いてきた民族学者が、森と人の未来を考える。
目次
1 アボリジニの森
2 ハイダの森
3 ゲルマンの森
4 現代ドイツの森
5 奈良の森
6 森の未来
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- 和書
- イグナシオ 角川文庫