内容説明
知って考えようイスラームのこと。イスラーム世界の多彩な暮しと信仰のかたち。
目次
序章 民衆のイスラームを理解するために
第1章 イスラームの聖者論と聖者信仰―イスラーム学の伝統のなかで
第2章 預言者ムハンマドの遺品信仰―南アジア・イスラーム世界の聖遺物
第3章 ムスリム社会の参詣と聖者生誕祭―エジプトの歴史と現況から
第4章 聖者崇敬の祭り、精霊信仰の集い―モロッコとエジプトを舞台に
第5章 邪視と村の精神世界―トルコ西黒海地方から
第6章 民衆のなかの聖なるイメージ―イランの聖者像から
終章 民衆イスラームの時代
著者等紹介
赤堀雅幸[アカホリマサユキ]
上智大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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呑芙庵
1
マグレブの記述が面白かった。ジンに憑かれた女たちが集まり、自分に取り憑いたジンが気にいる(これはどうやって判断されるのかはよくわからない)音楽に合わせてジンを慰めるらしい。2017/06/06
BsBs
0
あまり面白くなかった。話が飛び飛びで、体系的にまとめられてないからよく伝わってこなかった。また、イスラーム用語の解説も少なく、読むのにこちらの知識を要求される。確かに民衆のイスラームというテーマ自体には興味深いものがあるが、それの概観を知りたいのであれば、この本を手に取るべきではない。もし民衆のイスラームの個々の事例について知りたいのであれば、この本を手に取る価値はあるだろう。2016/07/29