出版社内容情報
日本の歴史研究の水準を示す、本格的通史シリーズ。最新の研究結果をふまえ、政治史を軸に社会・経済・文化もバランスよく叙述
目次
序章 朝鮮史研究と植民地主義の克服
第1章 先史から古朝鮮
第2章 高句麗・百済・新羅・加耶
第3章 後期新羅と渤海
第4章 高麗前期
第5章 高麗後期
第6章 朝鮮初期
第7章 朝鮮中期
第8章 朝鮮後期
第9章 朝鮮末期(十九世紀)
著者等紹介
李成市[リソンシ]
1952年生まれ。早稲田大学文学学術院教授
宮嶋博史[ミヤジマヒロシ]
1948年生まれ。韓国・成均館大学校碩座招聘教授
糟谷憲一[カスヤケンイチ]
1949年生まれ。一橋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kenitirokikuti
9
図書館にて。大著ゆえざっと拾い読み▲2017年に山川出版社が刊行した朝鮮史の上下巻、本文だけで合計800ページ。図書館向けだわな▲日本にとっての朝鮮史研究はいろいろ特殊な点があり、やはり総督府による植民地研究として始まったことが大きく、南北両国の歴史研究は植民地研究の克服という課題を持っている。旗田魏は日本の朝鮮植民地研究の特徴として、他律性史観と停滞性史観をあげている▲現在の大韓民国は漢江以南だから目立ちにくいが、朝鮮古代史にさかのぼるとあきらかに半分は満州が舞台。2020/07/29