目次
序章 古代イタリアの枠組
第1章 先史時代からイタリア諸民族の興隆まで
第2章 ローマの興隆
第3章 共和政ローマの発展と内乱
第4章 帝政期のイタリア
第5章 イタリアの社会と文化
第6章 古代末期から中世へ
付録
著者等紹介
松本宣郎[マツモトノリオ]
1944年生まれ。東北大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じょあん
3
古代末期までを扱う。全体的に駆け足の感は否めない。その中で、マリウスの軍制改革の影響力を限定的かつ判然としないものとして扱う例にみられるように、近年の研究の成果を各所に取り入れていて興味深い。古代末期にも多くページを割いているが、ほぼ政治史の流れを追う記述になっている。欲を言えば、もう少しページ数が欲しかったところ。2021/04/13
カシュウ
0
とても良い本です。全三巻の内、第1巻は古代から1000年頃まで扱います。日本語で読めるイタリアの通史としては、(個人的に読んできた中で最も)内容は詳しく分り易く書かれています。最近の研究も取り入れられている様子で、非常に勉強になりました。個人的には本当に満足しています。2022/01/19