歴史の転換期<br> 1571年 銀の大流通と国家統合

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歴史の転換期
1571年 銀の大流通と国家統合

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  • サイズ 46判/ページ数 281p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784634445062
  • NDC分類 209
  • Cコード C1322

内容説明

過熱する商業ブームは世界にどのような影響を与えたのか。世界史を新しい切り口で考える。

目次

総論 銀の大流通と国家統合
1章 スペインのマニラ建設
2章 北虜問題と明帝国
3章 ムガル帝国の形成と帝都ファトゥフプルの時代
4章 東地中海のオスマン帝国とヴェネツィア人
5章 宗教戦争と国家統合
補論 ドレイクの世界周航と掠奪行為の変容

著者等紹介

岸本美緒[キシモトミオ]
1952年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専攻は中国明清史。お茶の水女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ピオリーヌ

13
タイトルの通り銀の大流通が様々な地域から語られる。個人的に東アジアと銀といえば岸本美緒だと思っているので、氏が記す総論は納得の内容。明に流れ込んだ銀が、北辺に流れ込み、結果として大清帝国の勃興の原因になったという説、他「スペインのマニラ建設」においては帝国のフィリピンにおける存在と積極的な宣教姿勢が、結果的に200年余り続く日本の国内および対外政策を決定する要因となったとする説、等々興味深い指摘が多数。やはりこのシリーズは抜群に面白い。2021/05/15

MUNEKAZ

13
スペインによるマニラ建設が完了した1571年を軸に、近世世界をぐるっと一周するかのように見た論集。明朝とスペイン帝国というユーラシアの両端に位置する大帝国の絶頂と崩壊への序曲が表裏一体で進行しているのが面白いところ。銀の大量流入による北虜の成長とそれに対する明朝のリアクション、泥沼の宗教戦争を反スペインに塗り替えることで国家統合を果たしたフランスなどが興味深い内容であった。できれば「銀の時代」の発火点となった新大陸を直接扱った論も入れてほしかったかな。2019/08/09

崩紫サロメ

7
16世紀の銀の大流通に共時性の基礎を置いている、と岸本美緒が総論で論じているが、このテーマと最も関係が深いのが第一章のスペインのマニラ建設」第二章「北虜問題と明帝国」であり、他の章は様々な交易や国家統合への道筋を通して同じ時代を見ている。明にとって日本・アメリカ銀の流入は大きな収益であると同時に、それが北方辺境地帯に商業=軍事勢力を伸張させる(後のヌルハチの台頭につながる)諸刃の剣であったという指摘など、興味深い点が多くあった。2019/09/26

人生ゴルディアス

5
門外漢ゆえ個々の論文の質の高さは評価できないが、このタイトルでこのセレクトはタイトルに偽り有では……。ひたすら関係ない話しして申し訳程度に銀を持ってきたりする論文とかもあって読み飛ばしてしまった。マニラ・ガレオンの詳しい話は初めて見た。ドレイクと私掠についての話も、実は私掠を認められた物的証拠はないとかも。2020/02/13

にゃんにゃんこ

3
面白さ80 資本主義のはじまりと歴史の変化をダイナミックに描く。2021/03/24

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