歴史の転換期<br> B.C.220年 帝国と世界史の誕生

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歴史の転換期
B.C.220年 帝国と世界史の誕生

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  • サイズ B6判/ページ数 300p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784634445017
  • NDC分類 209
  • Cコード C1322

出版社内容情報

紀元前220年を中心とした世界的古代帝国形成の時代を、西はローマ帝国およびローマに征服された地中海西部、ヘレニズム諸国家に焦点をあて、東は秦漢帝国を取り上げ、同時代の人が「帝国」という現実にいかに対応したかをみる。

南川 高志[ミナミカワ タカシ]
著・文・その他/編集

藤井 崇[フジイ タカシ]
著・文・その他

宮嵜 麻子[ミヤザキ アサコ]
著・文・その他

宮宅 潔[ミヤケ キヨシ]
著・文・その他

内容説明

「帝国」の端緒に直面した人の声。古代ローマや秦・漢によって、支配する側とされる側の秩序が形成された同時代を、多様な観点から照射する。

目次

総論 帝国と世界史の誕生
1章 変わりゆく地中海(ローマ帝国の形成とスペイン;前三世紀のローマとイベリア半島;ヒスパニア戦争;ローマ帝国の支配と政治)
2章 消滅するヘレニズム世界(アンティオコス三世時代のヘレニズム世界;第二次マケドニア戦争終結まで;アンティオコス戦争終結まで;第三次マケドニア戦争とその後)
3章 帝国の民となる、帝国に生きる(帝国が生み出したローマ皇帝;帝国の民となる;フロンティアの実態;帝国に生きる)
4章 「中華帝国」の誕生(「中華」の形成;秦の歴史;同時代人の見た前二二一年の中国;秦の占領政策とその限界;「統一」の行方)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サアベドラ

28
西洋史と東洋史を統合し、共時的に世界史を眺めるシリーズの第1巻。本書では前220年(ポリュビオスの歴史の開始年)を基準とし、その頃に東西ユーラシアで成立した秦漢帝国とローマ帝国を扱う。内容は一部専門的だが総じて概説的で、大学生~社会人あたりを読者に想定していると思われる。先の評者諸氏の指摘する通り、全4章のうち3つがローマ関連でバランスを欠いており、それぞれの執筆者が自分の専門の話に終始しているため(というか日本の歴史研究者は基本的に専門以外の話はしない)、コンセプトが空中分解している気がしないでもない。2018/08/26

coolflat

22
紀元前220年、世界には2つの大帝国があった。西洋のローマ帝国(前264~前146年ポエニ戦争、前202年ザマの戦い)と東洋の秦漢帝国(前221年秦の中国統一、前202年前漢の成立)は、広大な支配領域と強大な軍事力をもつだけではなく、中央集権的統治機構やそれを支える政治理念、貨幣・度量衡統一の試みなど、高度なシステムを備え、さらには洗練された文化をもち、後世の大国家の規範となる要素を備えていた。この2つの帝国は歴史上意義深い。本書は2つの帝国の変化を追いながら、帝国の誕生によって世界がどう転換したかを扱う2020/10/10

さとうしん

15
内容としては地中海世界の話がメインで、中国はその対比のために取り上げられているが、「属州も帝国も後から現実に追いついてきた概念」「帝国が皇帝を生み出した」というあたりで中国の状況とシンクロさせるような内容になっている。ポリュビオスと『歴史』を取り上げるなら、中国の部分で司馬遷と「世界史」としての『史記』を取り上げても良かったのではないかと思うが…2018/05/08

ピオリーヌ

11
世界の大きな転換期となった年代を取り上げ、世界史の共時性に重点をおきながら考えていく趣旨のこのシリーズ。全11巻のうち第一冊が本書。1章~3章が古代ローマ、4章が中華帝国と区分されている。面白く読める。第三章「帝国の民となる、帝国に生きる」を南川高志氏が担当。南川氏はブリテン島を始めとする、属州からローマ支配を考察する視点で広く知られる。ローマ人の閉鎖的でない他社認識のありようが、ローマの求心力の基を為し、この認識が失われるとともにローマ帝国の危機が訪れたという考えが述べられている。2020/09/10

崩紫サロメ

11
南川氏の編著なので、実質3/4以上がローマ史に関するものになっている。『海のかなたのローマ帝国』などで属州から見たローマ史研究のあり方を日本に定着させた氏の研究が、他の著者の担当したヒスパニア、セレウコス朝のパートとよく響き合い、これからローマ帝国史を学ぶ人におすすめしたいものとなっている。残り1/4弱が秦の統一であるが、コンパクトながら里耶秦簡など新しい出土史料を用いた叙述であり、秦の戸籍とローマ市民権のあり方に類似性を見出すなど、興味深い。2019/10/11

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