目次
序章 ヒンドゥー教の世界
第1章 インダス文明とヴェーダの宗教
第2章 初期ヒンドゥー教の形成
第3章 グプタ朝・ヴァルダナ朝期のヒンドゥー教
第4章 諸王国分立時代のヒンドゥー教
第5章 イスラーム教支配下のヒンドゥー教
第6章 近代のヒンドゥー教
第7章 ネパールのヒンドゥー教
第8章 東南アジアのヒンドゥー教
著者等紹介
立川武蔵[タチカワムサシ]
1942年生まれ。名古屋大学文学部卒業。国立民族博物館名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mittsko
6
立川色が当然ながら強く、そしてとても説得的なヒンドゥー教史。文献学専門の東洋学者が書いてきたスタンダードなヒ教史に、立川先生ならではのフィールドワークからのヒ教理解がクロスオーバーする。いわゆる「小伝統」の根強さ(つまり、それは「小」伝統ではない!)に注目するとともに、中部インドのマラーター地域を厚く取り上げ、かつネパールと東南アジアのヒンドゥー教にも各々一章をあたえる。近代ヒンドゥー教のパートでも、一番多くの紙幅が割かれるのはなんとティラク!強い問題意識をもつ、ホントに得がたい一冊だ…(*'▽') 2019/03/04
牛タン
4
ヒンドゥー教を軸に見たインドの歴史。インド仏教のタントラやネワール仏教がヒンドゥーの影響を受けているというのが面白かった。あとタイの国王ラーマとかにもヒンドゥーの影響が出ているのは初めて知った。なおこの人の文章は適当なところで接続詞がなかったり、逆にしかしなど逆説の接続詞を同じパラグラフの中で多用したり、文章と文章の関係性がわからないので、すごく読みにくい。あと原理とか明らかな専門用語を説明なしに使う。2019/07/17
非実在の構想
2
分かりやすくて勉強になる。2017/10/15