出版社内容情報
百瀬 宏[モモセ ヒロシ]
編集
熊野 聰[クマノ サトル]
編集
村井 誠人[ムライ マコト]
編集
内容説明
ヴァイキングゆかりの北方の国々はどのように「幸福度」の高い社会をつくり上げたのか?環境問題、世界平和、男女平等など、さまざまな課題において世界をリードする北欧諸国。その歴史の積み重ねをみつめる。
目次
序章 一つの世界としての「北欧」
第1章 北欧の先史時代
第2章 ヴァイキング時代
第3章 内乱と王権の成長
第4章 カルマル連合の時代
第5章 近代への序曲
第6章 ナショナリズムの時代
著者等紹介
百瀬宏[モモセヒロシ]
1932年生まれ。東京大学大学院社会科学研究科博士課程退学。津田塾大学・広島市立大学名誉教授
熊野聰[クマノサトル]
1940年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程中退。名古屋大学名誉教授
村井誠人[ムライマコト]
1947年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程退学。早稲田大学名誉教授、王立デンマーク学士院国外会員(歴史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
71
上下巻の上 ヨーロッパの北のはずれ、と言うことで、好きなんだけど歴史はよく知らない。 デンマークとスウェーデンは長年の戦争で仲悪そうだ。 4国+ロシアが絡み合ってて複雑。 ヴァイキングは8c2022/12/19
スプリント
10
北欧4カ国の歴史は中欧やロシアと関連した出来事でしか知らなかったので北欧にスポット当てた本書はとても勉強になります。2022/09/22
ブルーツ・リー
7
全体的に見た時、北欧の歴史が余り印象に残らないのは、世界を動かした国家が、もう少し南にあって、経済からも、戦争からも、世界を変える程の流れにまでは入らない事が大きそう。 とは言え、北欧も楽園ではなく、戦争は絶えない。特にデンマークとスウェーデンは、北欧の覇権を争って、実に800年にも渡る戦争を行っている辺り、戦争はもう、人類という種が持つ業なのだな。と思わざるを得ない。 この本の辺りでは、まだフィンランドの地位がやたら低く、スウェーデンが大国。という感じなのだが、後半、この状況がどのように変わるだろうか。2022/11/25
ぶひぶひ
3
北欧は何となく一塊に考えてて、学生時代もバイキングや30年戦争あたりの文脈でしか知らなかったので、読んでみました。 通史であるため一つ一つの事象に対する分析は少ないのですが、新たに知る情報が多く実りは大きいです。自分は特に19世紀後半のドイツ史ならよく理解してると思うのですが、知識を補完してくれました。何回か見直すと思います。本書はウクライナでの戦争が始まってから出版されたこともあり、最近の北欧の政治情勢を理解するのにもいいのかなと思います。下巻が楽しみです。2023/06/12
takao
2
ふむ2024/08/23