出版社内容情報
『新版世界各国史9 西アジア史Ⅱ』をもとに、トルコに関する部分を再構成。オスマン帝国成立以前のアナトリアや現代の動向について大幅に加筆修正を加えてハンディ版としてリニューアルした。
多民族・多宗教・多文化の共生を実現させた大帝国を歴史にもち、東洋と西洋にまたがる位置にある「親日の国」トルコは、多様性と分断の時代となった現代において、改めてその存在感を増している国のひとつである。
中央アジアからアナトリアへ移動したテュルク系遊牧民に始まり、ルーム・セルジューク朝、オスマン帝国を経て、現在のトルコ共和国へと至った歴史を通観する。
内容説明
多民族・多宗教・多文化の共生を実現させた大帝国が繁栄した歴史をもつトルコ―東洋と西洋にまたがる「親日の国」は、多様性と分断の時代に何をもたらすのだろうか。現代に至るまでの歴史を通観する。
目次
第1章 ルーム・セルジューク朝、モンゴル支配、ベイリク期のアナトリア(テュルク民族とアナトリア地域史;ルーム・セルジューク朝の時代;モンゴル支配時代のアナトリア;ベイリク時代のアナトリア)
第2章 オスマン帝国の時代(オスマン支配の拡大とイスタンブル政権の形成;オスマン官人支配体制の成長;地方社会の自立と中央政府)
第3章 オスマン帝国の近代(絶対君主の復活;タンズィマートとその社会;アブデュルハミト二世の専制政治;青年トルコ革命と第二次立憲政)
第4章 現代のトルコ(トルコ革命―一党支配の時代;トルコ共和国―複数政党制の時代;共和制の変質―議院内閣制から集権的大統領制へ)
著者等紹介
永田雄三[ナガタユウゾウ]
1939年生まれ。イスタンブル大学文学部史学科博士課程修了(Ph.D.)現在、公益財団法人東洋文庫研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
Musa(ムサ)
sovereigncountr
-
- 和書
- クリエイターになりたい!