内容説明
格差社会・ヘイト問題・搾取による繁栄・ポピュリズム・アジアの台頭・日韓問題・宗教紛争―現代のすべては歴史の延長線上にある。
目次
埋もれた都バビロン 古代メソポタミア
乱世の思想家 戦国時代の中国
釈尊と祇園精舎 古代インドと仏教
ギリシア悲劇の舞台うら アテネの民主政
ガリラヤびとイエス キリスト教以前
国破れて山河あり 唐の動揺
コーランの世界―イスラーム帝国の成立
血ぬられた十字架 十字軍の遠征
マルコ=ポーロの旅 十三世紀の東西交流
「第二のローマ」盛衰記 ビザンツとトルコ
聖書にかえれ ドイツ宗教改革
胡椒狂騒曲 大航海時代の開幕
ヴァージニアの大地で アメリカの独立
マリ=アントワネット フランス革命
黒人奴隷・砂糖・木綿 イギリス産業革命
中国の夜明け前 アヘン戦争と太平天国
リンカンの時代 南北戦争
血の日曜日 1905年のロシア革命
1914年・夏 第一次世界大戦
大韓独立万歳 朝鮮三・一独立運動
ガンディーの戦い インドの独立運動
人民中国への道 中国革命
独裁者への道 ナチスの政権獲得
パリとハノイのあいだ 戦中から戦後へ
著者等紹介
大江一道[オオエカズミチ]
1928年3月生まれ。1951年、東京大学文学部西洋史学科卒業。現在、前跡見学園女子大学文学部教授
山崎利男[ヤマザキトシオ]
1929年11月生まれ。1954年、東京大学文学部東洋史学科卒業。現在、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
13
切り口や取り上げる題材がなかなかメインをずらしているため、よく知らない部分から世界史を繋いでいるように感じ、かなり興味をひかれる内容でした。2021/12/24
naoto
4
「世界史への旅」というタイトルだけど、旅の本ではない。ちょっと、遺跡を巡る旅みたいな帰宅前もしたけど…24の項目を各15ページとコンパクトに記述してあり、個々の話を読みながら全体を見渡すにはいいかも。大人の世界史の復習にいいと思います。2021/03/05
ばると、ばふちん
0
今からおよそ40年前に出版されたもののリバイバルのようです。それゆえ表現が古かったりするのですが、そのこと以上に、漢字が多く開かれていたのが印象的でした。おそらくこの本は中高生向けという意図を強く含みつつ出版されたのではないでしょうか。だから漢字を開いて読みやすくする。気になる章から自由に読んでいけば良いのだと思います。本編内容には満足です。2024/07/22