内容説明
アメリカ史をかつてない大国の歴史として描くだけではなく、世界史の流れのなかで、また地域の視点を加えて論じる。
目次
序章 「アメリカ」とは何か
第1章 北米イギリス植民地の建設と発展
第2章 独立から建国の時代
第3章 共和国の成長と民主制の登場
第4章 「明白な運命」と南北対立の激化
第5章 南北戦争と再建の時代
第6章 爆発的工業化と激動の世紀末
第7章 革新主義と世界大国アメリカ
第8章 繁栄と大恐慌
第9章 第二次世界大戦から冷戦へ
第10章 パクス・アメリカーナとその陰りの始まり
第11章 ふたたび変貌するアメリカ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てり
2
山川出版社のアメリカの通史。1999年発刊でやや古いがわかりやすくまとまっている。いくつかアメリカ史の本を読んできた印象として、建国~セオドア・ルーズヴェルトくらいまでは読んでて面白く、フランクリン・D・ルーズヴェルト以降は読んでて退屈さを感じる。西へどんどん拡張していったダイナミックな時代のアメリカがやっぱり魅力的なのかなぁ。2022/05/31
clp
1
再読。通史として重要な事項はあらかた網羅されているのでアメリカ史初学者にお薦めできる一冊。ただ初版発行が1999年であるため、それ以後の現代アメリカの歴史については他の本で補う必要がある。2015/02/18
梅田英俊
0
いかにしてこの国が世界の超大国になったのかを知りたくて読んだ。でも、政治史が中心だったので、僕の知識不足で理解出来ないところもあり、読み終えるのに苦労した。 しかし、大国になれた根底には、植民地時代に宗主国から不平等な条約を結ばされ、それからの開放を勝ち取るために戦ううち政治・経済的に力をつけてきたことは理解できた。2011/10/31