目次
イタリア史の統一性と多様性
イタリアと都市ローマ
イタリアの覇者
ローマ帝政下のイタリア
三つの世界
二つのイタリア
五大国とスペイン
スペイン支配期のイタリア
十八世紀改革期からナポレオン改革期へ
リソルジメントと国家統一
国家の建設と国民の形成
自由主義からファシズムへ
共和政イタリア
著者等紹介
北原敦[キタハラアツシ]
1937年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。北海道大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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てれまこし
12
英仏独思想の特徴は何となく言葉にできる。イタリア思想はこれができない。考えてみるとイタリア史の知識がほとんどないのだから当り前と言えば当り前。で、こんな本を手にとって一から勉強してみたが、やはり知らないことだらけだった。自分の関心は近代史にあったんだが、古代史を読んでてイタリア人は民族的にも文化的にもローマの末裔ばかりじゃないんだなって改めて思った。先住民がいてローマに吸収されながらも完全に同化せずに残ってる。で、半島にも四方八方からいろいろな人や文化が入り込んでくるから、読んでてもう訳が分からなくなる。2022/07/22
qwer0987
3
イタリアに旅行する予定なので、まずは歴史を知ろうと読んでみた。基本的に、できごとの羅列になっているので、読んでいても、部分部分で頭に定着せず、表面をつるつる滑っていく感はある。しかしローマ帝国の勃興から、ベルルスコーニまでの流れを、順を追って過不足なく説明しており、大まかなイタリアの歴史を知ることができ、読み応えがあった。2016/03/02
サタイン
2
流石にこれだけの量でしかもイタリア史ってローマ以降は小国の集まりな訳で読むのに非常に苦労しましたが、現代まで続くイタリアって国の姿がちょっとだけ分かった気になれました。2023/04/28
水無月十六(ニール・フィレル)
2
イタリア通史。ローマ帝国建国付近から近代ベルルスコーニ内閣あたりまでを扱っている。概説的なところがあるので、より細かい点は別の本にあたるべき。一通り読むとお腹いっぱいになる。興味があっても事実の羅列だけで途中だらけるようなところもある。2015/07/26
OKKO (o▽n)v 終活中
2
おさらいのつもりで、「今」必要なところのみ、つまり14世紀から16世紀までザクッと読んでみた。◆「美術史」に慣れた凡庸な知能で読むと、やっぱし学校で習うような「政治史的社会史」はオラにはちょーツマンネ。羅列羅列羅列羅列……にしか見えない……あくまでも「好み」の問題ではあるが。◆日本で勉強しなくちゃならなかった自分を恨めしく思う。ヨーロッパじゃがきんちょのころから「歴史」のほかに「美術史」を習うらしいんでね…… ◆というわけで、わずか30ページ程度を読んで図書館に返却の刑。2013/07/29
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