世界史リブレット人<br> ファン・ボイ・チャウ―民族独立を追い求めた開明的志士

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世界史リブレット人
ファン・ボイ・チャウ―民族独立を追い求めた開明的志士

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  • サイズ A5判/ページ数 88p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784634350816
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C1322

出版社内容情報

東遊運動を組織し、ベトナム光復会を結成。軟禁状態におかれた後も旺盛な執筆活動を続け、一貫して民族独立をめざした生涯をたどる東遊運動を組織し、その後ベトナム光復会を結成した民族運動家ファン・ボイ・チャウ。軟禁状態におかれた後も旺盛な執筆活動を続け、一貫して民族独立をめざしつづけたその生涯をたどる。

今井 昭夫[イマイ アキオ]
著・文・その他

内容説明

19世紀後半の反仏武装闘争である勤王運動を継承しつつ、20世紀初頭に新たな民族運動のかたちを模索し、日本留学運動である東遊運動を始めた開明的儒学者ファン・ボイ・チャウ。彼は日本滞在期に立憲的国民国家論を唱え、アジアの被抑圧民族の連帯をめざすようになった。東遊運動が挫折し辛亥革命が勃発すると、チャウは中国で共和主義的なベトナム光復会を結成。第一次世界大戦後には仏越提携論を唱える一方、社会主義にも関心を寄せた。1925年に逮捕され軟禁状態におかれるが、旺盛な執筆活動を続けた。一貫して民族独立をめざし、晩年には儒教民本主義的な社会主義思想をいだくにいたるチャウの全生涯をたどる。

目次

ファン・ボイ・チャウとファン・チュー・チン
1 勤王運動から維新会結成へ
2 東遊運動の三つの側面
3 光復会と第一次世界大戦
4 フエ軟禁時代

著者等紹介

今井昭夫[イマイアキオ]
1956年生まれ。東京外国語大学大学院地域研究研究科修了。専攻、ベトナム近現代史、ベトナム地域研究。現在、東京外国語大学大学院総合国際学研究院・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュンジュン

11
ベトナム民族運動の先覚者。変わらぬ目標=独立を目指して、方法をどんどん変えていく。儒学者から始まり、日露戦争後は日本に、辛亥革命後は中国に、WW1後は仏に、ロシア革命成功後はソ連にと、援助を求める相手を変えながら思索を深めていく。何だか節操がないなあと感じるのは僕だけだろうか?2024/04/26

S.Mori

11
ファン・ボイ・チャウは全く知らない人物でした。ベトナム独立の指導者として多くの人に影響を与えたとのこと。本書の中で一番興味深いと思った箇所は、日本とのつながりです。1905年に来日し、大隈重信や犬養毅と面会しました。チュウの活動を援助する日本人もいたそうです。欧米の列強に植民化されず、立憲国家を作ろうとしていた日本を評価していたわけです。本書で書かれる20世紀初頭の日本とアジアの繋がりは、もっと知られても良いのではと思います。こんな本を読むと、様々な国が関係しあって歴史が作られることがよく分かります。2020/05/30

さとうしん

10
日本では20世紀初めの東遊運動の主導者として知られるファン・ボイ・チャウだが、長い「余生」にあたる日本を出てからの動き(没年は1940年とのこと)や、中国の革命運動との関係、社会主義や儒教に対するスタンスといった思想面、についても詳述し、ホー・チ・ミンやヴォー・グエン・ザップら次の「革命世代」への継承を展望している。2019/02/04

貧家ピー

4
東遊運動、浅羽佐喜太郎との交流は知っていたが、逮捕・軟禁状態にされた後も、執筆活動を行うなど活動を継続していた。第一次世界大戦開始後には、越仏提携論を唱えていたとは、本心はどこにあったのかわからないが意外で面白い。2019/03/11

Jirgambi

2
ベトナム旅行のお供に。ファンボイチャウの墓参りも同時に済ます。 さて本について。阮朝の概説というよりは、ファンボイチャウの思想史が中心という印象。いかにもリブレット人らしい内容。2019/03/16

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