目次
フィリピンの歴史を学ぶということ
1 フィリピンにとっての近代
2 未完のフィリピン革命
3 近代植民地国家の形成
4 フィリピン近代史のなかの日本
著者等紹介
早瀬晋三[ハヤセシンゾウ]
1955年生まれ。東京大学文学部卒業。マードック大学(西オーストラリア州)Ph.D.(歴史学)。専攻、東南アジア史。現在、大阪市立大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ほし
10
フィリピンについて様々な書籍を通じて調べているのですが、歴史を概観するにはこの本がコンパクトに纏まっていて読みやすかったです。フィリピンを翻弄したスペイン、アメリカ、そして日本。リサール、ボニファシオ、アギナルドの3人のリーダーによって達成されようとしていたスペインに対する革命は未完に終わった。アメリカによる植民地支配下で拡大した貧富の差は、今でも問題として残り続けている。そのようなフィリピンの歴史において少なからぬ関わりを日本は持っていた。改めてフィリピンと日本の関係について考え直せる一冊です。2024/11/24
ジュン
7
世界史リブレット。このシリーズの例にもれずよく整理されたゆえの短さ。アジアにおけるフィリピンの先進性と後進性、その複雑な歴史を描いている。なおかつ日本との位置関係も整理されている。2016/01/26
nori
4
Gusto ko ang mas paliwanag ng pagbabago tungkol Hacienda. Kasi sa tingin ko, pinakaproblema ang paghirap ng Pinas ay pagtutuly niyan. Kawali-wali ako kung matagunpay di du30 dyan. Ibang isyu ay paano gusto ng Pinas ang USA pero walang sagot sa aklat.2019/01/10
Auristela
4
意外と明治期のほうがフィリピンが近かったりして。2018/10/13
もっふる
3
沖縄史で貿易関係があったことから興味が湧いて図書館で手に取った。日本とフィリピンのつながりについて今まで知らないことだらけだったと痛感した。なぜフィリピンばかり混血児の国籍取得問題や労働力の輸入でニュースになるのかやっとわかった。この本は植民地化の仕組みと問題を理解するのにとても便利だと思う。2013/02/22
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