世界史リブレット<br> スワヒリ都市の盛衰

個数:

世界史リブレット
スワヒリ都市の盛衰

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年07月27日 18時35分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 90p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784634349414
  • NDC分類 245
  • Cコード C1322

内容説明

インド洋を介して、アフリカがアラブとインドに出会った舞台―黄金、象牙、そして奴隷を求めて、多種多様な商人が狂奔した舞台―やがて、ポルトガルがやってきて、略奪・虐殺を繰り返す。そして、アラビア半島から王がやってきた。王がいて、貴族がいて、平民がいて、奴隷がいた。それが、東アフリカ沿岸部のスワヒリ都市。その栄華に目をつけたのが、アメリカ、イギリス、フランス…、植民地化の足音がせまってくる。あまり知られていない世界史の裏庭を、一緒に歩いてみませんか。

目次

スワヒリ都市の景観
1 スワヒリ都市の起源
2 都市の出現
3 ポルトガルの侵略
4 オマーン王国の進出とスワヒリ都市の繁栄
5 スワヒリ都市と農業

著者等紹介

富永智津子[トミナガチズコ]
1942年生まれ。津田塾大学大学院修士課程修了。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。専攻、東アフリカ・スワヒリ史。現在、宮城学院女子大学学芸学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

148
8世紀半ばから現代に至る、スワヒリ諸都市の汎インド洋世界における交易と栄枯盛衰を跡付けたもの。具体的にはストーンタウン(ザンジバル)や、ラム島、キルワ島の諸都市などがこれにあたる。歴史的には、15~16世紀のイスラムの受容が、この地域の人々に文明化と差異化を意識させ、やがてはスワヒリ語を生んでいったという指摘や、その後もこの地域においては奴隷化されないためにイスラム化が拡張したことなどはなるほどと思わせるものだ。ただ、少ないページ数で通史的に語られるために、文化的な考察には厚みを欠いているのは残念である。2014/08/01

サアベドラ

20
東アフリカ沿岸部で栄えたスワヒリ都市の歴史。かの地の人々はインド洋交易の一角を担い、アフリカとアジアの諸文明の出会うスワヒリ都市に独自の文化を築いたことで知られる。アラブ人やペルシア人との混血が進み、言葉もバントゥー語にアラビア語の語彙を多く取り入れた独自の言語を話した。彼らはイスラームを受容したことでも知られるが、その要因の一つは「改宗すれば奴隷として売られずに済んだから」という身も蓋もないもの。アフリカは大西洋三角貿易で奴隷の輸出元として有名だが、この点は東海岸も同様だったらしい。2018/04/09

MUNEKAZ

14
東アフリカ沿岸のスワヒリ都市の歴史をコンパクトにまとめた一冊。アラブ人との交易とイスラームの受容、インド商人の活躍、そして西欧諸国による植民地支配と環インド洋世界の多様な交流の一端が、スワヒリ都市の成立から見えてくる。またその繁栄の要因として、沿岸部のスワヒリ商人による内陸部への奴隷狩りを含む苛烈な収奪があったというのも見逃せない点。西洋がアフリカを搾取するという一面的な理解では見えてこない、歴史の暗部を示している。短いが読み応えのある良書。2021/05/23

aisu

9
表紙に惹かれて。まずスワヒリってどこ?から…2015/08/19

Joao do Couto

5
ポルトガルのアジア進出時の奴隷貿易について知りたいと思って、読んでみた。この本ではあまり触れられていなかった。オマーンが支配を開始してから、奴隷の輸出が本格的に増えたのか、その点は不明。しかし、この本はよい本。とくに著者の書いた研究書の一部をまとめている4章は印象深い。ヨーロッパ人以外が奴隷を用いて、近代化…大規模農業を行うってあまり考えてみなかった。もちろん、日本も近代化、工業化をやっているし、ヨーロッパ人以外が何をしようとおかしなことではないのだけれど。自分は、勉強が足りないなー、とまたまた思う。2018/06/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/86424
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品