内容説明
ヨーロッパで生まれた科学的な医学は、それまで治療不可能とされていたさまざまな疾病にたいする有効な対応策を提示した。その効力はヨーロッパ社会だけではなく、世界中で認められ、受容されていった。この近代医学をわれわれは西洋医学と呼んできた。しかし、欧米社会では科学的な医学に批判的な、さまざまなオルタナティブ医療も人びとのあいだで根強い人気を獲得してきた。本書では、近代医学の展開とオルタナティブ医療信奉者の活動をあわせてみてゆくことによって、ヨーロッパに併存する多様な価値観に光をあててゆく。
目次
近代医学とオルタナティブ医療
1 近代医学の発展
2 医業の専門職化
3 二つのオルタナティブ医療
4 民間人によるオルタナティブ医療運動
著者等紹介
服部伸[ハットリオサム]
1960年生まれ。同志社大学文学部卒業。同志社大学大学院文学研究科博士課程(後期)中退。専攻、近代ドイツ医療社会史。現在、同志社大学文学部教授
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