内容説明
本巻は、前巻に引き続き昭和16年1月1日から昭和18年4月30日に至る時期の真崎甚三郎の日記を収録した。この間の日記は「消光録」13~20、「備忘録」1~8(但し途中まで)の16冊に書かれている。この期間の真崎は依然公職に就いておらず(但し佐賀県の教育会会長に就任している)、また公的な場に出ていないが、それ以前と同様多くの人々が真崎家に出入りし、様々な情報をもたらして、働きかけており、それに基づいて極僅かではあるが、行動にも出ている。また、この間の最大の問題は日米戦争の開始であり、情報の多くもそれと関連している。