出版社内容情報
身近な史跡・文化財を通して、神奈川県の歴史と文化を読み直す。相模川が育んだ先史の史跡、武家の古都・鎌倉、北条氏と小田原、江戸の行楽地大山・江の島・箱根、横浜開港、戦時を語る地下壕・砲台跡など、歴史の舞台となった地域の特徴や多彩な文化を知る。
内容説明
身近な史跡・文化財を通して、地域の歴史と文化を読み直す。歴史の舞台となった地域の特徴や多彩な文化を知る!
目次
口絵 文化財で見る日本史のなかの神奈川県
神奈川県の歴史講義(原始1 山海の恵みと先史の人々;原始2 農耕文化の伝播と大規模集落;古代1 古墳の波及;古代2 律令制と仏教文化の浸透;中世 鎌倉、武家の都と中世仏教;戦国 戦国大名、小田原北条氏;近世 江戸時代ににぎわう行楽地;近代1 横浜開港と神奈川県の誕生;近代2 都市の近代化と発展;近代3 軍事施設にみる神奈川と戦争;戦後復興とモダニズム建築;神奈川県と災害)
神奈川県エリア別史跡・文化財マップ
資料編
著者等紹介
谷口肇[タニグチハジメ]
1963年生まれ。神奈川県教育委員会教育局生涯学習部文化遺産課副課長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鯖
19
古墳がやたら多くて、きゃまくらや江戸がうっすいうすい。稲毛重成(スーパーいなげやの御先祖様)が亡き妻の供養にとかけた相模川の橋(この落成祝いの帰りに頼朝は落馬してそれが元で亡くなったとされる)の橋脚が関東大震災で土地の隆起により突然現れたやつが詳しく説明されててありがたい。酒匂川の堤の文明堤、文明って夏王朝の始祖で治水の神である禹王の別名だったのかあ。ついこないだまで実在しないと言われていた夏王朝の始祖が江戸時代の田中丘隅にとっては祈りに足る存在だったのは熱いな…。2024/01/21
カエル子
5
金沢文庫界隈を走り回るための参考書。やはり鎌倉幕府成立以降がおもしろい。能見堂と金龍院はすぐ近くなのでなるはやでお邪魔しよう。小田原駅前の銅像って北条早雲だったのかー!ってこともわかったので次に行ったときはかならず拝見。なにより興味深いのは、関東大震災の影響で水田に突如あらわれたという旧相模川橋脚。茅ケ崎へ行く用事が思いつかないし、文庫から果てしなくアクセス悪いのだけど、見に行きたいなー。神奈川県内にも知らないところがたくさんあって楽しいです。2024/03/20
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