内容説明
音楽は音楽のみで成り立つものではない。そこには歴史が生み出した様々な要素が混じり合い、重なり合い、それが人々のもとに届けられてゆく…。
目次
第1章 ルネッサンスからバロックへ―「個」の誕生と絶対君主の君臨
第2章 フランス革命―市民階級の目覚めと伝統への反逆
第3章 王政復古―政治的抑圧と超絶技巧への熱狂
第4章 ナショナリズムの高揚―愛国心の芽生えと民族運動
第5章 世界大戦―世紀末のはなやぎと産業革命の影
第6章 クラシックの終焉―アメリカの台頭とワールド・ミュージック
著者等紹介
小宮正安[コミヤマサヤス]
1969年東京生まれ。横浜国立大学教育人間科学部准教授。東京大学大学院人文社会科学研究科博士課程満期単位取得。専門はヨーロッパ文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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春
0
非常に面白いです。音楽は音楽だけで自立せず、様々な社会に生きる人の心情や環境が関わっています。音楽は人によって作られて、それを聴くのも人ですから、生きている人の心が置いてけぼりになることはないはずです。時系列で文章が構成されていますので、西洋音楽史を学ぶ時に併用して読むと面白いと思います。今の時代を生きる私たちが何を聴いているのか。何を生み出しているのか。そしてどんな音楽を求めているのか。これからどんな風に音楽と関われば良いのかというヒントを得られるかもしれません。2015/02/11
Yoshito Tsujii
0
それぞれの音楽の時代背景が簡潔にまとめられている。歴史づきの人にもお勧め。2014/06/13
cocolate
0
国別に分けた年表がわかりやすかった。革命とか作曲の時代背景など、作品が生まれた歴史的要素が面白かった。2014/05/01