出版社内容情報
シャンポリオンがロゼッタ・ストーンを手がかりに、古代エジプト語のヒエログリフ(聖刻文字)を解読したという話は有名だが、その前後、長い期間にわたって様々な人々の挑戦があったことはあまり一般には知られていない。忘れ去られた文字となってからシャンポリオンの解読に至るまでの経緯と、シャンポリオン以降に残された課題への取り組みの双方にスポットを当て、その歴史を紹介する。また、「ひとつの文字体系の解読」というテーマを通して、研究の積み重ねの価値についても考える。
第Ⅰ部では、古代エジプト文字の概要や歴史的背景について基礎知識を解説し、第Ⅱ部で、古代エジプト文字の解読に挑んだ人々と解読の歴史について紹介する。
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〈目次〉
まえがき
第Ⅰ部 ヒエログリフを理解しよう!
第1章 ヒエログリフとは?
第2章 ヒエログリフの文字体系
第3章 古代エジプトの文字と言語の歴史
第Ⅱ部 ヒエログリフ解読への道
第1章 古代ギリシア・ローマ時代
第2章 中世における研究
第3章 近世・近代における挑戦
第4章 ナポレオンとロゼッタ・ストーン
第5章 シャンポリオンによる解読
第6章 シャンポリオン後のヒエログリフ研究:エジプト学への発展
あとがき
参考文献/画像出典/URL一覧
内容説明
シャンポリオン以前の果てしない試行錯誤と、残された謎に挑む現代まで―。古代エジプト文字の解読に向き合ってきた人々の失敗と成功の軌跡を追う!
目次
第1部 ヒエログリフを理解しよう!(ヒエログリフとは?;ヒエログリフの文字体系;古代エジプトの文字と言語の歴史)
第2部 ヒエログリフ解読への道(古代ギリシア・ローマ時代;中世における研究;近世・近代における挑戦;ナポレオンとロゼッタ・ストーン;シャンポリオンによる解読 ほか)
著者等紹介
宮川創[ミヤガワソウ]
1989年生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。ゲッティンゲン大学大学院人文学研究科エジプト学・コプト学専修にて博士号(Dr.phil)取得。現在、筑波大学人文社会系准教授
河合望[カワイノゾム]
1968年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。ジョンズ・ホプキンス大学大学院近東学科博士課程修了(Ph.D.)。現在、金沢大学古代文明・文化資源学研究所長、新学術創成研究機構教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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