読めない文字に挑んだ人々―ヒエログリフ解読1600年史

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読めない文字に挑んだ人々―ヒエログリフ解読1600年史

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784634152465
  • NDC分類 894.2
  • Cコード C0022

出版社内容情報

 シャンポリオンがロゼッタ・ストーンを手がかりに、古代エジプト語のヒエログリフ(聖刻文字)を解読したという話は有名だが、その前後、長い期間にわたって様々な人々の挑戦があったことはあまり一般には知られていない。忘れ去られた文字となってからシャンポリオンの解読に至るまでの経緯と、シャンポリオン以降に残された課題への取り組みの双方にスポットを当て、その歴史を紹介する。また、「ひとつの文字体系の解読」というテーマを通して、研究の積み重ねの価値についても考える。
 第Ⅰ部では、古代エジプト文字の概要や歴史的背景について基礎知識を解説し、第Ⅱ部で、古代エジプト文字の解読に挑んだ人々と解読の歴史について紹介する。
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〈目次〉

まえがき

第Ⅰ部 ヒエログリフを理解しよう!
 第1章 ヒエログリフとは?
 第2章 ヒエログリフの文字体系
 第3章 古代エジプトの文字と言語の歴史

第Ⅱ部 ヒエログリフ解読への道
 第1章 古代ギリシア・ローマ時代
 第2章 中世における研究
 第3章 近世・近代における挑戦
 第4章 ナポレオンとロゼッタ・ストーン
 第5章 シャンポリオンによる解読
 第6章 シャンポリオン後のヒエログリフ研究:エジプト学への発展

あとがき
参考文献/画像出典/URL一覧

内容説明

シャンポリオン以前の果てしない試行錯誤と、残された謎に挑む現代まで―。古代エジプト文字の解読に向き合ってきた人々の失敗と成功の軌跡を追う!

目次

第1部 ヒエログリフを理解しよう!(ヒエログリフとは?;ヒエログリフの文字体系;古代エジプトの文字と言語の歴史)
第2部 ヒエログリフ解読への道(古代ギリシア・ローマ時代;中世における研究;近世・近代における挑戦;ナポレオンとロゼッタ・ストーン;シャンポリオンによる解読 ほか)

著者等紹介

宮川創[ミヤガワソウ]
1989年生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。ゲッティンゲン大学大学院人文学研究科エジプト学・コプト学専修にて博士号(Dr.phil)取得。現在、筑波大学人文社会系准教授

河合望[カワイノゾム]
1968年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。ジョンズ・ホプキンス大学大学院近東学科博士課程修了(Ph.D.)。現在、金沢大学古代文明・文化資源学研究所長、新学術創成研究機構教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

43
2025年最初の読書。シャンポリオンによる解読物語はけっこう有名だが、彼以前にも多くの人々が解読にチャレンジしていた。なぜか、ヒエログリフがまだ生きていたローマ時代に、すでに「解読」が始まっているのは笑えない。地理的隔絶によって、コミュニケーションが難しかったことがわかる。シャンポリオンのコプト語の師であるド・サシによって、ロゼッタストーンのプトレマイオスなどの人名が不完全ながら既読だった効果は大きい。これは知らなかった。ヒエログリフを学びたくなったが、ヒエラティック・デモティックも読めたらいいなと思う。2025/01/01

サアベドラ

32
古代エジプト文字およびその解読史の入門書。2024年刊。前半は3種の文字 (ヒエログリフ、ヒエラティック、デモティック) と古代エジプト語の解説、後半はそれらの解読に貢献した人々の列伝。ヒエログリフ解読といえばシャンポリオンとヤングの解読競争が有名だが、それ以外の人々、特に古代中世でヒエログリフについて書き記した人やエジプト語文法書を書いた現代の言語学者などの情報は貴重ではある (一般読者に有益かは別として)。文字そのものやシャンポリオンの話はもっと詳しい本が他にあるので、それぞれ別にあたったほうがいい。2024/10/09

MUNEKAZ

13
シャンポリオン以降の解読の歴史がメインかと思いきや、古代ギリシャの哲学者から説き起こしており、1600年史に偽りなし。とくに中世のイスラム学者もヒエログリフ解読に挑んだことは、あまり扱われることがない内容で面白い。古代からの連綿たる探求がシャンポリオンの偉業に繋がり、そしてそこから現代の新たなエジプト学が生まれていくのである。またヒエログリフ自体の簡単な説明もあり、表音文字と表語文字の混在が解読を妨げていた要因であることがよくわかる。めちゃめちゃ「絵」なのに、音しか表さないものもあるのはトラップだよね。2024/07/30

さとうしん

12
前半がヒエログリフなど古代エジプト文字の基礎知識、後半が古代ギリシア・ローマから現代までの研究者列伝という構成。シャンポリオン以前の古代・中世の学者もコプト語との関係に注目するなど、後につながる研究をしていたりしてなかなかバカにしたものではないと感じる。また近世以後の西欧の学者に中国語の研究もしている人が目立つ(ほかならぬシャンポリオンもそうである)。ギーニュは中国文明起源説で知られるが、フン=匈奴同一説も提唱していたことは本書によってはじめて知った。2024/08/05

スプリント

10
ヒエログリフ解読の歴史。 最初に古代エジプト文字の説明から入ってくれたのがありがたい。 ヒエログリフ、ヒエラティック、デモティック、コプト語の基礎知識を知ることができた。 2024/10/02

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