出版社内容情報
西アジア考古学のパイオニアの一人で、トルコのカマン・カレホユック遺跡を40年近く掘り下げ、日本人の手による初めての「文化編年」(歴史のものさし)構築を目指す大村幸弘アナトリア考古学研究所所長。近年では世界最古の鉄と考えられる鉄塊を発見し、世界の鉄の歴史の常識を覆すかもしれない大発見ともいわれている。大村所長はなぜ考古学の道に入り、遠いトルコの大地へ向かったのか……。トルコでヒッタイトの遺跡に出会い、歴史系長編少女漫画の傑作として読み継がれる名作『天は赤い河のほとり』を生み出した漫画家の篠原千絵さんが今回は読者の「代表質問者」として、大村所長の半生だけでなく、研究対象であるヒッタイト帝国や「ヒッタイトと鉄」の謎、ミタンニ王国の謎にせまっていく。
内容説明
「日本のインディー・ジョーンズ」の秘話を、少女漫画界屈指のストーリーテラーが発掘!?
目次
1章 考古学青年、アナトリアの大地へ“立志編”
2章 大村博士、カマン・カレホユック遺跡を掘る“奮闘編”
3章 「文化編年の構築」と地域にやさしい考古学“開拓者編”
4章 ヒッタイト帝国の謎にせまる!“前編”
5章 ヒッタイト帝国の謎にせまる!“後編”
6章 「鉄」を生み出したのはだれ?ヒッタイトと鉄の謎にせまる
7章 ヒッタイトよりも謎に包まれた幻の王国 ミタンニにせまる!
著者等紹介
大村幸弘[オオムラサチヒロ]
岩手県生まれ。1972年以来、トルコ各地の発掘調査に参加、現在、アナトリア考古学研究所所長。著書・訳書に『鉄を生みだした帝国―ヒッタイト発掘』(講談社ノンフィクション賞受賞)、『アナトリア発掘記―カマン・カレホユック遺跡の二十年』、『ヒッタイト王国の発見』、『トロイアの真実―アナトリアの発掘現場からシュリーマンの実像を踏査する』など
篠原千絵[シノハラチエ]
神奈川県生まれ。1981年に『赤い伝説』で漫画家としてデビュー。『闇のパープル・アイ』、『天は赤い河のほとり』で小学館漫画賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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