内容説明
「ここにずっといたい」と思わせる、幸福やなぐさめに満ちた空間の数々。「居心地のよさ」をとりいれる工夫でいっぱいの、北欧の美しいデザインを案内します。北欧建築に恋した旅のエッセイ。
目次
第1章 デンマーク(人生の踊り場;美しい階段―デンマーク国立銀行ほか ほか)
第2章 スウェーデン(雨の日の失恋話;死者は森に還り、悲しみは大地に吸収される―森の墓地 ほか)
第3章 フィンランド(幸せのかけら;世界で一番好きな住宅―マイレア邸 ほか)
第4章 ノルウェー(傷とかさぶた;過去を覆う増改築―ヘドマルク博物館ほか ほか)
第5章 アイスランド(虹色の嘘;七色の箱―ハルパ・コンサートホールほか)
著者等紹介
和田菜穂子[ワダナホコ]
新潟県生まれ。キュレーター、建築史家(学術博士)。建築、デザイン、アートの領域をクロスオーバーする活動を行う。1992年青山学院大学卒業。一般企業、黒川紀章建築都市設計事務所、神奈川県立近代美術館等に勤務。2006年慶応義塾大学大学院後期博士課程単位取得退学。2006~2008年デンマーク政府奨学生としてコペンハーゲン大学留学。2009年より東北芸術工科大学准教授、慶応義塾大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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コットン
82
北欧の建築を楽しい気分で紹介されている。建築家ヤコブセンの「赤いワイヤーでつられた吊り階段」や「緩やかで優美な曲線の螺旋階段と床のヘリンボーン模様」が目を引く。ちょっとしたエピソードもほほえましい。2014/03/14
emi
50
デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、アイスランド。建築研究者の著者が私的な思い入れとともに選んだ、北欧の建築写真集+エッセイ。旅という私的なものを写真とともに思い出を絡めて話してくれているような感覚で読みました。建築物というハコが好きで、出てくる建物一つ一つに異なる魅力があり、さらに景観との調和もあわせてゆっくり時間をかけて眺めるのが私は大好き。すべてを見ていたい…それが恋みたいという主張の本なのかも。それにはもう旅ではなくて住まなくてはいけないかもしれません。北欧への興味が強まった一冊。2016/02/06
かさお
32
花の子ルンルンに憧れて、幸せのカケラを集めたいと言う著者の乙女ポエムと専門的知識が交互に織りなす北欧建築紀行。ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、、地図や住所、鉄道などの情報もきちんと記載されており、行ってみたい、見てみたい、触れてみたい、そう思わせてくれる。光と影、自然、祈り、教会、墓地、銀行、博物館、美術館、公園、個人宅、美しい写真付き。気候に合わせて快適に過ごせる様に窓や空間を工夫し、古いものを大事にする北欧の雰囲気がとても好ましい。印象に残ったのは、ヤコブセンとアアルト。2023/09/16
紫羊
22
装丁に惹かれて購入しましたが、内容も楽しめました。写真ありイラストありの可愛らしさに、読んでいて気持ちが明るくなるようでした。ところどころに現れる甘ったるい詩も、最初は「無くても良いのに」と思っていましたが、読んでいるうちに慣れました。もちろん建築紀行としても秀逸な一冊だと思います。2014/03/15
ウメ
7
来年スウェーデンに一人旅をしようと思い、北欧建築を知りたくて借りた一冊。建築の説明自体は分かりやすく興味深かったのだが、著者の甘ったるい恋のポエムが受け付けない。建築×恋愛に無理がありすぎる。2014/09/11