感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月讀命
60
日本史史料集を学生でもないのに読む人は稀有であろう。私は食卓の傍らに置いて食事が用意される迄の3分間など、ちょっと時間が空いた時に適当なページを開いてみる。別に調べたい事項があるわけではないが読んでみると新鮮さを感じる。多くの教科書や参考書の類は詳細に解説してくれる。歴史書や歴史小説は、著者の思惑が多く反映されている。しかし史料集にはそれがない。色々な時代の、様々な地域の人達の生活がそのまま掲載されている。私達の祖先の生活が、下級武士の生き様や農民の喘ぎ声などが、そのまま肌に伝わってくる。結構面白いかも。2014/04/02
LUNE MER
11
高校の時は教科書すらきちんと読み込めていなかったが、再学習するにあたり、教科書と共に資料集も購入。公的文書については本音と建前の違いに気をつける必要などはあるが、きちんと原資料にも触れることでなぜ歴史はそう動いたのか、とか教科書の記述内容は何を根拠としているのかといったことが新鮮な驚きをもって追体験できる。歴史は過去に教訓を求めるものでもあるが、エビデンスに向き合って自分の頭で考える訓練をする場でもあると思う。数学ばかりやってた脳味噌に対してボケ防止のために自己研鑽✨2019/09/27
がんぞ
2
好大王碑文は朝鮮に領土があったという証拠。通読して感じるのは世界稀な歴史の一貫性。皇統はあやしいことも危ういときもあったが。早くから戸籍が整備され名乗りにトラやサクラも居た。日蓮『立正安国論』の結論「対治を加へよ」に「煩悩を滅すること」と註解しているが東国出身の絶対主義者がそんな生易しい意図なら弾圧もなかったはず「他国侵逼」の予言は蒙古襲来で大当り。朝鮮1919「3.1宣言」筆者は親日、親日以外はテロリストですから。帝国憲法第3条は立憲君主制の常識《君主無答責》、天皇に「戦争責任がある」はポツダム宣言否定2013/11/04
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