内容説明
人と機械がお互いに補う合う仕組みを作るためには、どうしたらよいのでしょうか?航空機や自動車の事例から、幅広い分野に応用できるエッセンスを紹介します。
目次
1章 人と高度技術システムのミスマッチ
2章 状況認識
3章 人の情報処理過程とヒューマンエラー
4章 人間中心の自動化
5章 信頼・不信・過信と依存
6章 人と機械の間での機能配分
7章 人が機械を知り、機械が人を知る
8章 まさかに備える
著者等紹介
稲垣敏之[イナガキトシユキ]
1974年京都大学工学部機械系学科卒業。1979年京都大学大学院工学研究科博士課程精密工学専攻修了。米国ヒューストン大学リサーチ・アソシエイト。1980年筑波大学電子・情報工学系講師。1987年筑波大学電子・情報工学系助教授。1994年筑波大学電子・情報工学系教授。2001年筑波大学大学院システム情報工学研究科教授。工学博士(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Matsui Kazuhiro
1
「人と機械がたがいの長所を伸ばしながら補完し合う」システムの実現に向けて解説している本.読みやすい.#702015/10/31
life4errand
1
表紙からもわかるかもしれないが、飛行機や自動車など乗り物等の制御の自動化に関する内容が多い。しかしそれだけではなく、ヒューマンエラーの存在や人と機械における認識の食い違いが問題になることなど、人が高度な機械を使う上で陥りやすい誤りについて、丁寧に書かれている。2013/04/10
mita
0
理解は不十分。要再読2015/05/08
issy
0
人の状況認識レベル、情報処理プロセス、機械の自動化レベルなどの考え方が整理されており、人が操作する機械の自動化システムや操作支援システムを設計する際に留意すべき内容満載の良書。離陸以外の操作がほぼ自動化されている航空機のシステムや事故事例が題材として数多く紹介されているのは貴重。2014/10/28