出版社内容情報
はじめて分子動力学法を学ぶ読者に向けて、初歩的な知識から実践的な計算手法まで解説します。
とくに、分子動力学シミュレーションで重要となる「原子間ポテンシャル」について、さまざまな種類を網羅的に取り上げます。どういった対象に利用できるのか、どういったパラメータがあるのかなど、それぞれの特徴を理解できます。
さらに、汎用性が高いことで注目されている「ReaxFF」や、機械学習ポテンシャルの1種である「ガウス近似ポテンシャル(Gaussian approximation potential)」についても詳しく解説しています。一歩進んだシミュレーションを行うための手がかりを得ることができます。
とりあえずシミュレーションを動かしてみたいという人に向けて、オープンソースの計算プログラムである「LAMMPS」の使い方や計算例も紹介しています。また、分子動力学シミュレーションの手順が具体的にわかるように、C言語によるサンプルプログラムも収録しています。
※C言語によるサンプルプログラムは、森北出版Webサイトの「ダウンロード」にて公開しています.
内容説明
汎用性の高いReaxFF、機械学習に基づいたガウス近似ポテンシャルを詳しく解説。
目次
1 分子動力学法とは?
2 分子動力学法の方法論
3 原子間ポテンシャル
4 ReaxFF
5 ガウス近似ポテンシャル(GAP)
A LAMMPSチュートリアル
B GAPに関する補足
著者等紹介
渡邉孝信[ワタナベタカノブ]
1999年早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。2012年早稲田大学理工学術院教授。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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