出版社内容情報
各主体が思慮深い計算に基づいて合理的に意思決定をすることを前提としたゲーム理論,各主体が遺伝子などによって特定の戦略を選択するようにプログラムされているとして扱う進化ゲームの2テーマについての基礎概念を解説すると共に,主体の合理的な行為(ミクロ)とそれらの集合体(マクロ)との間に生まれるさまざまな相互作用について明らかにした.
相互作用の科学/非ゼロ和ゲーム/進化ゲーム/相互依存的な学習/異質な主体の相互作用/複数集団の相互作用/メタ戦略の共同学習と共進化
内容説明
ゲーム理論と進化ダイナミクスの2テーマの基礎概念を解説し、主体の合理的な行為(ミクロ)とそれら集合体(マクロ)との間に生ずるさまざまな相互作用を明らかにする。
目次
第1章 相互作用の科学
第2章 非ゼロ和ゲーム
第3章 進化ゲーム
第4章 相互依存的な学習
第5章 異質な主体の相互作用
第6章 複数集団の相互作用
第7章 メタ戦略の共同学習と共進化
著者等紹介
生天目章[ナマタメアキラ]
1950年福島に生まれる。1973年防衛大学校卒業(応用物理学専攻)。航空自衛隊勤務。1976‐79年スタンフォード大学大学院修士および博士課程修了(システム・経済学専攻)。1979‐86年航空自衛隊航空幕僚監部勤務。1987‐88年ジョージメイソン大学客員助教授。現在、防衛大学校情報工学教室教授。Ph.D.
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感想・レビュー
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teafool
1
卒論で囚人のジレンマと協調行動・規範形成の関係を扱う可能性があったので、参考のために図書館で借りた本。流し読み程度でしか読んでいないので、大まかな理解しかできていない。しっかり理解しようと思ったら、購入して腰を据えて読む必要があると感じた。ところどころ誤字がある気がしたが、勘違いかもしれないし、自分のものは初版だから重版してればなおってるかもしれない。もし、本当に誤字があった場合、(調べていないからわからないが)正誤表みたいなものが手に入るならそちらも用意した上で読んだ方がいいかも。2011/09/22
U-tan
0
ちらみ.2011/12/12
skyman book
0
ゲーム理論、進化ゲーム、エージェントベースシミュレーションなどの概念を様々学ぶことができた。本書で重要な観点としているミクロとマクロの関係性について理解が深まった。他の方のレビューにもあるが、誤植が多いのが玉に瑕。今の所正誤表も出ていないようである。2018/10/21
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