出版社内容情報
幾何学的問題に関する効率的なアルゴリズムを研究する計算幾何学の入門書。CG,CAD/CAM,VLSI設計,など多岐にわたる応用例のいくつかを紹介している。
はじめに(用語と記号、計算のモデルと計算量、基本的なデータ構造)/交差(2線分の交差、n本の線の交差、応用)/凸包の計算(包装法、Grahamの操作法、逐次構成法、分割統治法、応用ほか)/ボロノイ図(ボロノイ図の定義と性質、構成法、ドローネ三角形分割、応用ほか)/アレンジメント(組み合わせと構成アルゴリズム、幾何変換、応用ほか)/幾何的探索 (幾何的探索とは、領域的探索とは、領域探索のためのデータ構造、応用ほか)/警備問題 (美術館問題、警備員順路問題、応用ほか)/おわりに
内容説明
本書は、著者らが大学の学部学生を対象として行ってきた講義録を下敷きにして、計算幾何学全般を広く浅く概観し、同時にアルゴリズムとデータ構造について入門書よりは深い内容に立ち入って解説するという目的で書かれてある。量的にも2単位の講義でほぼ全部の内容を終えることができ、学部2、3年次の教科書として適している。
目次
交差
凸包の計算
ボロノイ図
アレンジメント
幾何的探索
警備問題
著者等紹介
譚学厚[タンガクコウ]
1962年中国江蘇省に生まれる。1982年中国南京大学計算機科学科卒業。1991年名古屋大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)。1992年モントリオール大(カナダ)ポスドク研究員。現在、東海大学助教授(開発工学部情報通信工学科)
平田富夫[ヒラタトミオ]
1976年東北大学工学部通信工学科卒業。1981年東北大学大学院博士課程修了(工学博士)。1981年豊橋技術科学大学助手。1986年名古屋大学工学部情報工学科講師。現在、名古屋大学大学院工学研究科教授
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